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 突風が吹き荒れた東京。都内ではクレーン車が倒れたり、鉄骨が降ってきたりと、激しいニュースが続くが、それがことごとく自宅の近くだったり職場の近くだったりするのが怖い。

 今週は飲む機会が多く、読書がいまいち進まず。仕方ないのでここ最近に観た映画の感想など。といってもDVDだけど。

 一本目は何を今さらの『スパイダーマン3』。一応、本作でストーリー的には一区切りつく形だが、とにかくネタを詰め込みすぎ。親友ハリーとの確執、恋人とのすれ違い、肉親の敵討ち、主人公の慢心……およそヒーローもので考えられるドラマの要素を可能な限りぶち込んでいるので、どうしても展開が忙しない上に、ひとつひとつの掘り下げが浅すぎる。
 テーマを絞り、90分ぐらいでこってりとワンテーマで見せてくれれば、それだけでもずいぶん面白くなるはずだが。アクションも3ならではのものがなくて物足りない。


 もう一本は『ミス・ポター』。ピーター・ラビットの作者であるビアトリクス・ポターの伝記映画である。脚色があるとはいえ、さすがに事実を変えることはできないから、ややストーリーの盛り上がりに欠けるのは致し方ないところ。しかしながら、映像は美しいし(特にポターの生んだキャラクターが動き出す演出は楽しい)、役者も上手いし、ピーター・ラビットのファンなら十分に楽しめるだろう。
 ただ、『スパイダーマン3』と同様、テーマはもう少し絞った方が良かっただろう。ポターの自立、恋愛、環境保護など、どれもがあっさり気味。個人的には、ポターの作家としての力がどのようについていったのか、そういう部分をより描いてほしかったのだが。




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