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クリスチアナ・ブランド『マチルダばあや、ロンドンへ行く』(あすなろ書房)
仕事で気が重いことが多すぎるため、軽いほのぼのとしたものを、ということでクリスチアナ・ブランドの『マチルダばあや、ロンドンへ行く』を読む。
著者はもちろん英国の女流本格作家クリスチアナ・ブランドだが、これはミステリではなく児童書。いたずら小僧を懲らしめるマチルダばあや・シリーズの第二作である。

舞台をロンドンに移しただけで、基本的な登場人物や設定は前作『マチルダばあやといたずらきょうだい』をほぼ踏襲。「いたずらばっかりしていると……」という、ど真ん中すぎる説教臭がちょっとアレだが、いたずらにしても懲らしめ方にしても、いちいち極端というか過激であり、そこが子供のみならず大人の読者をも惹きつける部分でもある。
これでもう少しストーリー性が高ければよいのだが、エピソードの積み重ねに終始する展開は、二作続けられると少々物足りない。あくまでブランドのちょっとスパイシーな筆づかいを楽しむぐらいの感覚で読むのが吉かと。
著者はもちろん英国の女流本格作家クリスチアナ・ブランドだが、これはミステリではなく児童書。いたずら小僧を懲らしめるマチルダばあや・シリーズの第二作である。

舞台をロンドンに移しただけで、基本的な登場人物や設定は前作『マチルダばあやといたずらきょうだい』をほぼ踏襲。「いたずらばっかりしていると……」という、ど真ん中すぎる説教臭がちょっとアレだが、いたずらにしても懲らしめ方にしても、いちいち極端というか過激であり、そこが子供のみならず大人の読者をも惹きつける部分でもある。
これでもう少しストーリー性が高ければよいのだが、エピソードの積み重ねに終始する展開は、二作続けられると少々物足りない。あくまでブランドのちょっとスパイシーな筆づかいを楽しむぐらいの感覚で読むのが吉かと。
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