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 ミステリ関係の近刊案内が賑やかである。

 まず東京創元社のメルマガによると、12月以降の刊行予定として、カーター・ディクスンの『一角獣の殺人』、フィリップ・マクドナルドの『Xに対する逮捕状』、ヘレン・マクロイの『殺す者と殺される者』、ピエール・シニアックの『ウサギ料理は殺しの味』などがラインナップされている。
 『一角獣~』『Xに~』は国書刊行会の「世界探偵小説全集」に含まれていた作品だから、それほど新味はない。注目はもちろん長らく復刻が待たれていた『殺す者と殺される者』だ。つい先日出た同じ作者の『幽霊の2/3』が予想以上によかったから、これは期待するなという方が無理だろう。
 ただ、『殺す者と殺される者』の陰で霞んでしまいがちだが、『ウサギ料理は殺しの味』もなかなか好企画。こちらは以前に中公文庫で出ていたものの復刻だが、未読の方はとりあえず先入観、予備知識抜きで読んでもらいたい。のけぞること確実。

 早川書房からは同じくメルマガで、新しく発刊されたばかりの《イソラ文庫》のご案内。
 ウィメンズ・フィクションの総合文庫、というコピーが示すとおり女性向けの叢書らしいが、基本的にはハヤカワ文庫版ハーレクインといったもののようだ。そういえば早川書房は長らく翻訳をやっているわりには、意外にその手の作品が少なかったんだよなぁ。根強い固定ファンがついているジャンルだから、この出版不況の御時世、確かに見過ごせない市場ではある。

 最後にもういっちょ。つい先頃『東宝特撮映画DVDコレクション』という魅力的なシリーズがスタートしたデアゴスティーニから、またまた気になるシリーズがスタートする。
 今度はなんと『週刊 松本清張』
 最初は映画やテレビを収録したDVDブックかと思っていたのだが、どうやら毎号、代表作品を一冊取り上げ、作品の魅力を様々な角度から検証するというスタイル。その小説のバックボーンとなった清張の取材メモや関係者の証言、写真などを盛り込むようだが、ううむ、これって力の入った解説だけを毎回買うようなものか? 正直、微妙だなぁ(苦笑)。
 まあ、それでも、すべて揃えて松本清張事典の様相を呈すればいいけれど、これがまた、たった13号で完結するらしい。ううむ、ほんとに需要あるのか?

テーマ:雑記 - ジャンル:日記





涼さん

3号というと『ゼロの焦点』ですか。清張の長篇は数作しか読んでないんですが、実は舞台がマイ出身地ということもあって、一番好きな作品です。「徹底検証」の中身、気になりますね(笑)。
【2009/11/07 22:40】 URL | sugata #8Y4d93Uo[ 編集]

こんばんは

今日フラッと入った書店で、やっぱり買ってしまいました。ただし、3号だけです。
「徹底検証」とありますが、「そうか、そうか」と読み進むだけで終わりそうです。

【2009/11/07 00:53】 URL | #LkZag.iM[ 編集]

涼さん

おお、盛岡からですか。ご苦労様です。
『週刊 松本清張』は入門書としての意味はあったとしても、13巻で完結というのがあまりに物足りないというか。確かに現物を見ないと何とも言えませんが。


Sphereさん

『ウサギ料理は殺しの味』は、一度は読んでおいた方がよいです。傑作というタイプではないですが、記憶には絶対に残る作品です。フランスミステリは、たまにこういう変な物が出るから、ホント侮れません。
【2009/10/17 03:54】 URL | sugata #8Y4d93Uo[ 編集]

『ウサギ料理~』は前に読んでみたいと思った記憶があるのですが、よく考えたらsugataさんのアルテの書評に書いてあったのでした(^^;復刻嬉しいです。
マクロイももちろん楽しみ(^o^)/
【2009/10/16 20:06】 URL | Sphere #AgXjGueg[ 編集]

おはようございます、盛岡からです。

∥『週刊 松本清張』

たしかに、気になります。でも、本屋で見てから決めます。
【2009/10/16 06:47】 URL | #LkZag.iM[ 編集]















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