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 デアゴスティーニから隔週で出ている「東宝特撮映画DVDコレクション」もすでに五巻目の発売(ちなみに今回は『モスラ』)。ただ定期購読などしているとついつい安心して実際に観ようとしないのは、本とまったく同じである。とりあえず少しずつでも片付けるのだと決意……ってそんな大層な話じゃないけれど(苦笑)。

 で、一発目はもちろん本多猪四郎監督による1954年公開の『ゴジラ』(言わずもがなのことだが原作はあの香山滋)。
 「東宝特撮映画DVDコレクション」でも当然ながらの第一巻、今さら感想を書くのも憚られる日本特撮映画の最高峰である。これ以降のゴジラ・シリーズは山ほどあるが、そのテーマ、ドラマ性、映像の迫力など、あらゆる点で別格。誤解を承知で書くと、ゴジラ・シリーズは『ゴジラ』とそれ以外の作品に大別すべきである。それぐらいモノが違う。
 よく言われるのは『ゴジラ』が単なる怪獣映画ではなく、社会派の映画として優れていること。言うまでもなく『ゴジラ』のメイン・テーマは核の恐怖であり、反戦である。水爆実験によって生まれたという設定だけでなく、ゴジラの襲撃が東京大空襲を思わせたり、ゴジラ災害のあとがまるで戦争の様相であったりと、そのインパクトは今観ても強烈である(この辺の蘊蓄はいろんな専門サイトや本があるのでそちらを参考に)。
 そのためにこそゴジラは怖くなければならなかった。怪獣は決して子供の味方などではなく、恐怖の象徴でなければならない。必然的に物語は大人の鑑賞に堪えうるものでなければならず、当時の情勢を反映し、リアリティを備えた。
 ただ怪獣映画がすべからく大人向きであるべきだと言っているわけではない。それぞれに方向性があるわけだし、それは作り手の自由である。だが作り手がどこを観ているかは、特撮もの怪獣ものという性質上、ある程度明確にする必要はあるだろう。その意味でシリーズ第一作となる『ゴジラ』は明らかに大人のためのものであり、軸がまったくぶれていなかった。やがて迷走することになるゴジラ・シリーズだが、その原因のひとつは間違いなくこの辺りにもあったように思える。

 とにかく『ゴジラ』は日本映画史における傑作のひとつである。怪獣映画だからとか、古い映画だからとか、ましてや最近のゴジラ映画だけ観てバカにしている人は、一度はこの『ゴジラ』を観ておくべきである。






めとろんさん

いえいえ、字面でしっかりわかってましたから大丈夫です。私も記事をアップした後でミスを見つけることなどしょっちゅうで、いつもこっそり修正してます(苦笑)。
【2009/11/26 01:12】 URL | sugata #8Y4d93Uo[ 編集]

すみません!

宝田明のミスタイプでした。大ファンなのに…。
何故かよく間違えてしまいます…。
【2009/11/25 16:14】 URL | めとろん #nzfQoPME[ 編集]

めとろんさん

>シリーズで好きなのは、『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』と『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』です。

いや~、VS系は苦手といいつつ、エビラやクモンガというマニアックなバトルの作品をもってくるところなどは流石というか何というか。ちなみに『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』は劇場でリアルタイムで観ているのですが、ラストシーンで劇場内の子供たちが泣きじゃくっていたのが、映画以上に印象的でした。
【2009/11/25 01:26】 URL | sugata #8Y4d93Uo[ 編集]

『ゴジラ』第一作、ぼくも大好きです!

やっぱり別格ですよね。
シリーズで好きなのは、『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』と『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』です。
(やっぱり…なチョイスですか(汗))

特に前者は、室田明ファンの私としては、『100発100中』のアンドリュー星野的キャラクターが登場し大満足!

とりあえず、怪獣プロレスにまったく興味のないぼくとしては、あまり「V.S.」系は苦手なのでした。

デアゴのシリーズは、購入したいのは山々なれど、予算的に断念。(泣)『ガス人間第一号』などは単発で購入予定です。

【2009/11/24 12:37】 URL | めとろん #nzfQoPME[ 編集]















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