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 日曜辺りからどうにも体調がすぐれない。風邪ではないようだし熱もないのだが、悪い物を食べたとか思い当たる節もないしなぁ。とりあえず自分をごまかしつつ仕事&読書の日々。

 読書といえば、いま寝床で読んでいるのが論創社から出た『横溝正史探偵小説選』のIII巻。判型がでかいうえに変型ゆえ、もともと通勤に持ち歩く気力がわかない本だが、これはとりわけ分厚い。
 叢書の途中で判型が変わるなんて普通だったら絶対いやなんだけど、こればっかりは区切りのいい巻数で見直してくれないかなぁ。勤め人には辛すぎるぞ。

 そんなわけで現在、通勤時は別の本を読書中。いつぞやkanamoriさんからオススメされた角田喜久雄の『影丸極道帖』である。伝奇小説というだけでなく、推理小説的な興味も加味されているとのことなので、これは読むしかあるまい。と思ったのが三ヶ月ほど前のこと。結局、現物がなかなか見つからなかったためそれっきりだったのだが、先日、ツンドク地方からようやく角田喜久雄鉱山を発見できたため、やっと読み始めることができた。これが気に入ったら『妖棋伝』『髑髏銭』等の代表作にもチャレンジしてみよう。


 話は変わって、Twitterの書評論争がけっこう面白いことになっていたのだが、そろそろ終息の模様。最初はなかなか刺激的で、主にプロ同士の議論だったところにアマチュアが入ることで、良い意味での緊張感があった。こういうのはTwitterならではの魅力だろう。
 ただ、発言者が増えてくるとやりとりを追うだけでも大変。誰に向けての発言なのかも掴みにくい。必ずしも@~つけない人もいるし、全員が全員議論しているわけではなく、本当に呟いているだけの人もいるわけで。結局、途中から争点の振れ幅が大きくなって、こうなるとTwitterでは収拾がつかなくなる。

 ちなみに議論が活発化したのはtoyozakishatyouのボトムライン発言がきっかけだった気がするけれど、これへの反論「読んだ人の数だけ読み方・書き方がある」というのが個人的には?。 書評に限らず、レビューや評価は元々そういうものである。ただし、それでは結局「書を評価する」という行為がいつまでも個人的なもので、まったく他者の意見と交わることもないし、何の広がりもない。やはり共有すべき最低限の知識なり言葉は必要なわけで、それをボトムラインといっているだけのように思うのだが。「読んだ人の数だけ読み方・書き方がある」という考えと「ボトムラインが必要」という考えは普通に両立するんではないかい? 
 誤読や曲解している書評も、そういう意味では全然OK。ただこれも作者の意図すら越えるような誤読はかまわないけれど、作者の企みに気がつかないような誤読ではまったく話が違うわけで。どなたか書いていたような気もするが、例えば叙述トリックのミステリを読んで、叙述トリックの存在に気がついてない書評は普通にアウトでしょ、どう考えても。その境界を指してボトムラインというのは別に悪いことでも何でもないと思うが。
 なお、中盤以降では「はたして書評は必要なのか」という根本的なやりとりにも派生。これも面白かったので、興味ある方はTwitterにて#shohyoronで検索かけてみてください。

テーマ:雑記 - ジャンル:日記





>kanamoriさん

ああ、ハヤカワ文庫のトールサイズはさすがに驚きましたよね。書店ではあまりピンとこなかったんですが、家で並べるとその存在感たるや。論創社は論創社で、前に飛び出してるし(苦笑)。日本の住宅事情を考えたら、判型だけはなるべく出版社に気を遣ってもらいたいものです。


>Sphereさん

『影丸極道帖』はkanamoriさんも書いてますが、二段組みで活字も小さく、しかも古い本ですから印刷も若干薄くなってきていて、電車で読むのがなかなか大変です。でも巨大な論創ミステリ叢書よりはまだまし。
もうすぐ上巻を読み終えるので、途中経過など、土曜ぐらいには書けそうです。ご期待に応えられるかどうかはともかく、一応がんばります(苦笑)。
【2010/01/29 00:26】 URL | sugata #8Y4d93Uo[ 編集]

書評論争、私も興味深く見てました。
でも確かにまとまった議論になるとTwitterの表示形式では見づらいかもとは思います。(Twitterだからこそ盛り上がった議論なんでしょうけど(^^;)

角田喜久雄は春陽文庫白背というからきっと伝奇モノだろうなと思ってました。書評楽しみにしてます。『妖棋伝』と『髑髏銭』は実家にあるんですが、そっち系は読んだことなくて・・
【2010/01/28 20:11】 URL | Sphere #AgXjGueg[ 編集]

春陽文庫二段組みの小さい活字(しかも上下巻)を電車の中で読む、うーむ、体調不良は眼精疲労からきたものと推理します(笑)。
老眼ぎみの小生にとって、最近文庫の活字が大きくなったのは歓迎ですが、早川文庫は版型まで大きくなって困りものです。クリステイ文庫までは許せたのですが・・・
論創社の件といい、本棚の並びが美しくなくなるのです。
【2010/01/28 14:48】 URL | kanamori #-[ 編集]















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