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 今朝知ったのだが、ディック・フランシスが亡くなったそうだ。初期の有名な作品しか読んでいないけれど、あまりのビッグネームの逝去にしばし唖然。確かに相当お年を召していたとは思うが、先月も新刊が出たばっかりだったから唐突な感は否めない。――合掌。
 ところで年明けからの文学系物故者、ちょいと多すぎ。柴野拓美、エリック・シーガル、ロバート・B・パーカー 、北森鴻、J・D・サリンジャー、相原真理子、立松和平と、名前を知っている方だけでも8人にのぼる。まだまだ活躍できた現役バリバリの方もいるし、まったくやりきれん。いやな連鎖である。




 昨日はおとなしく自宅でごろごろ。オリンピック関連番組の合間にDVDで『刑事コロンボ/白鳥の歌』を観る。
 見どころは犯人役に起用されたカントリー歌手のジョニー・キャッシュで、役柄も本人そのままの大物カントリー歌。妻に弱みを握られて、妻の信仰する新興宗教団体へ多額のお布施を強要されているという設定だ。彼は自家用セスナで妻らと移動中、故障を装ってセスナを墜落させる。自分だけは奇跡的に助かるが、実はこっそりパラシュートを使っていたというもの。このパラシュートの存在が事件のカギとなる。

 ラストが鮮やかで、『パイルD3の壁』のスタイルを踏襲している。ただ、あちらは最初からコロンボの決め打ちだったのだが、今回は決め打ちしながらも一度は空振りに終わるのがミソ。犯人ではなく、視聴者に対して、もう一度ひっくり返してみせるところがなかなかお見事だ。
 本作のミソはもうひとつあって、こちらは『別れのワイン』を意識したもの。つまり視聴者が同情しやすい犯人像を設定し、よりドラマ性を高めたシナリオということらしい。
 だが正直これは弱いか。本来は殺さなくてもいいはずの人物まで命を奪ってしまうし、殺害後の生活も非常識。トミーというキャラクターにそこまで感情移入はできないけどなぁ。

 いいところと悪いところが顕著で、総合ではまずまずといったところか。昔観たときはもっと面白いと思ったのだが、あれか、葬儀屋とか軍の関係者とかコミカルなサブキャラ陣の印象が強かったかな?


テーマ:刑事コロンボ - ジャンル:映画





Asunarowoodsさん

残念ですが、事実のようですね。新年早々、次々と文学関係者の訃報が続き、私もちょっと信じられない気持ちでいます。
【2010/02/18 00:44】 URL | sugata #8Y4d93Uo[ 編集]

こんにちは。
え~っ、ロバート・B・パーカーさん、亡くなられたのですか ・・・!?
まったく存じ上げませんでした。
とても残念な気持ちで一杯で、ショックです。
また、読み返してみます。
では、失礼いたします。
【2010/02/17 17:13】 URL | Asunarowoods #9S/mFrCc[ 編集]















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