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 うかつにもニュースを見落としていたのだが、洋画家の勝呂忠氏が3月15日に亡くなったらしい。もちろん、あのポケミスの表紙を、長年にわたって手がけてきた勝呂忠氏のことだ。素人には理解しにくい抽象画ではあるが、ファンにはあの暗い絵がそのままポケミスのイメージでもあることは言うまでもない。表紙の役目が、読者の目を惹き、その内容をイメージとして伝えることであるとするならば、氏の作風はまったくそれとは真逆を目指すようにも思えるのだが、だからこそ唯一無二の存在たるポケミスの顔として採用されたのかもしれない。
 長い間、本当にお疲れ様でした。ご冥福をお祈りいたします。


 あんまり嬉しくないつながりだが、『ハヤカワミステリ』の最新号ではロバート・B・パーカーの追悼特集をやっている。恥ずかしながらツイッターで「ミステリマガジンでパーカーの追悼特集やってやって」と編集長につぶやいたほどなので、これは当然買いである。というか、どうせ毎月買ってるんだけど。
 で、この収録短編がなかなか面白いのだ。オーディオブックの販売サイト用に書いた掌編とか、ミステリ専門書店が企画した小冊子に掲載されたスペンサーの自分語りとか、ハーバード大学のアメフト雑誌が発行した定例戦のプログラムに載ったものだとか、珍品ばかりを集めている、他にもスペンサーもののドラマ用シナリオとか、前作ミニコメ付きの著作目録とか、充実の仕上がり。お見それしました。
 なお、これも嬉しくないつながりだが、来月はディック・フランシスの追悼特集とのこと。

テーマ:雑記 - ジャンル:日記





>奇堂さん

はじめまして。『ミステリマガジン』のパーカー特集はファンなら絶対押さえておくべきかと。
これで追悼特集でなければ言うことはなかったのですが……。
【2010/03/29 21:03】 URL | sugata #8Y4d93Uo[ 編集]

『ハヤカワミステリ』でパーカーの追悼特集をやっているとの事なので、1ファンとして久方ぶりに購入しようと思います。今さらですが…。

それにしても、ただでさえ、訃報は嫌なものですが、その人のファンだと余計堪えますね。
【2010/03/29 00:56】 URL | 奇堂 #17ClnxRY[ 編集]

>makiさん
最近のポケミスは大きめの帯に写真をつけて、カバー絵の代わりにしている節が見受けられますね。伝統&古いファンは大切にしたいけれど、新しい層を取り込むには、やはり目立つ工夫が必要、というところでしょう。難しいですね。
【2010/03/27 17:11】 URL | sugata #8Y4d93Uo[ 編集]

古いポケミスは具象画ですが、それを見かけると
「あれ?」と思ってしまうくらい、ポケミスといえば抽象画というのが定着しましたね。あれはわざと内容をイメージさせないものにしているのだというのをどこかで聞いた覚えがあります。
ディック・フランシスの競馬シリーズは唯一上司が読んでいて話が合ったシリーズでした。主人公の人物造形がいかにもジョンブルという感じで好きでした。
とても残念です。
【2010/03/27 11:09】 URL | maki #mxyayG2g[ 編集]

>空犬さん
考えたら、今まで一番たくさんの絵を見た画家さんかもしれませんね。確かに残したものが大きすます。
ちなみに少し調べてみたら、初期は具象画も書いていらっしゃったようです。
【2010/03/26 01:45】 URL | sugata #8Y4d93Uo[ 編集]

勝呂忠さんの件、そうでしたか。広義の出版関連の訃報はまめにチェックしているつもりでしたが、ぼくも見落としていました。

ぼくはポケミスの熱心な読者ではないですが、それでも、勝呂さんと言えば、というぐらい、シリーズの印象と一体になっているイメージがありますよね。

いま、特定の叢書ですぐに「絵」のイメージがうかぶ画家がどれだけいるかを思うと、エディトリアルデザイン分野に残したものの大きさをあらためて思わされますね。

【2010/03/26 01:26】 URL | 空犬 #-[ 編集]















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