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 カウンターが昨日20万ヒットを突破。「10万ヒット御礼」という記事を書いたのが昨年の四月で、そこから1年強で次の10万を達成した計算。素直に嬉しい。相変わらず話題の新作とは縁の薄いブログですが、それなりに頑張っていきますので今後ともよろしくお願いいたします。


 『刑事コロンボ/逆転の構図』を観る。
 第四シーズンでもとりわけ評判のいい作品で、著名なカメラマンによる妻の殺害を描いた事件。密かに雇い入れた前科者を巧みに利用して誘拐犯に仕立て上げ、妻と共に葬り去るという計画的犯罪が見もの。もちろんコロンボがその犯罪をどのようにあばいてゆくかも見どころだが、これはまあいつもどおり。

 本作の評判がいい理由は、もちろんラストのコロンボの鮮やかな逆トリックにあるだろう。
 ただ、コロンボの気合いの入り方や、机にへたり込むようなラストシーンなどを見ると、これが無理矢理なワナであることもわかる。人間の心理、さらには犯人の専門知識を上手く突いてはいるが、犯人自ら言うように直接的な証拠はないわけだし、言い逃れは十分可能だろう。
 とはいえ犯人の方も計画的犯罪のくせに、けっこうあちらこちらに綻びを残しており、そこをコロンボに勘づかれるわけだから、おあいこか(笑)。個人的には、誘拐犯に仕立てられたダシュラーが残してしまった矛盾を、コロンボがひとつひとつ詰めていく流れが非常に気に入った。タクシーとレンタカーのくだり、免許証のくだり、不動産屋のくだり等々。こういうところがきちんとしているから、ラストが多少強引でも説得力が出てくるんだよな。

 カタルシスは十分に味わえるし、おまけに修道院のシスターや運転免許の試験官との爆笑もののやりとりも合わせ、十分、傑作といっていいだろう。


テーマ:刑事コロンボ - ジャンル:映画





>Sphereさん
いつもコメントありがとうございます。ネットではずいぶん長いおつきあいになりましたが、今後ともよろしくお願いします。

『逆転の構図』はカタルシスという点では上位にきますよね。思えばコロンボをなぜ観ているのかというと、正にこのカタルシスを求めてのことかもしれません。
【2010/05/05 21:12】 URL | sugata #8Y4d93Uo[ 編集]

20万ヒットおめでとうございます。
こちらのブログには色々と教えられることがあり、いつも更新を楽しみにしています。これからもがんばって下さい(^o^)/

「逆転の構図」は先日久しぶりに見ました。
むかし見たときにラストのコロンボの罠がすごいカタルシスに思えたのが懐かしいです(^^; でもコロンボと犯人や脇キャラとのやりとりなど、今見ても好印象でした。
【2010/05/05 20:38】 URL | Sphere #AgXjGueg[ 編集]

>黒田さん
『逆転の構図』がテレビ、小説ともコロンボ初体験とは、いいめぐり合いですね。
コロンボの場合、小説版はテレビ版から飛躍しすぎているものがあるので、作品によっては混乱する人もいそうですが、『逆転の構図』は大丈夫だったようで何よりです(笑)。
【2010/05/05 16:36】 URL | sugata #8Y4d93Uo[ 編集]

 この作品は私も大好きです。特に、ガレスコを罠にかけるまでの駆け引きは見事でした。
 ガレスコに付き纏い、ネチネチと自説を語るピーター・フォークの演技も最高です。
 緻密な犯行計画に見えながら、実際には杜撰な点が目立つガレスコの犯罪ですが、御指摘の通り、決め手となる証拠が少ない為、頑張り通せば言い逃れも可能だと思いました。もっとも、そうなるとドラマとして成立しなくなりますが……。

 一番最初に観たTV版「刑事コロンボ」が本作であり、最初に読んだノベライズ作品が『死のポートレート』なので、その点も含め、「逆転の構図」には好印象を持っています。
【2010/05/05 13:02】 URL | 黒田 #/uNqX01I[ 編集]















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