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 しばらく新刊を買っていなかったが、ここにきて気になる本がいくつか出ている。Twitterではいくつか呟いているのでネタがかぶってしまうけど、まあいいや、しばらくおつきあいのほどを。

 まずは何といってもパトリック・クェンティンの『悪魔パズル』。
 クェンティンというだけでもう絶対に買いなのだが、ここで注目したいのは、これが91巻目の論創海外ミステリだということ。遂に100巻まで残すところ10巻を切ったわけで、この翻訳ミステリ不況が叫ばれる中、これはすごいことだよなぁ、やっぱり。
 ちなみに第1巻が出たのは2004年のこと。奇しくも日本評論社の天城一傑作集がスタートしたのと同じ年なわけだが、ってまあ、それだけの話なんだけど(笑)。

 電撃復活でビックリしたのが長崎出版のGem Collection。もう海外ミステリは止めたと思っていたのに二年ぶりの登場である。ものはエリス・ピーターズの『カマフォード村の哀惜』。カドフェルではなく、もうひとつのシリーズ、フェルス一家もの。ただ残念なことにせっかく復活したと思ったら、本書で第二期完結とのこと。三期はあるのか!?

 創元からは藤桂子の『疑惑の墓標』。父、雪夫と死別し、初めて単独で書いた作品である。『獅子座』『黒水仙』以外はあまり注目されなかった著者の全貌を知る上でも欠かせない一作。まさかこれが出るとは思っていなかったので、もしかすると最後まで出してくれるんでしょうか。期待。


 読了本はマイクル・コナリーの『エコー・パーク』。ただし、まだ上巻まで。
 ボッシュが長年に渡って追い続けている未解決事件の犯人が、他の事件で偶然見つかったところから幕が開く。
 とりあえず順調。翻訳のおかげもあるんだろうけど、語り口はすこぶるいい。
 以前のように、社会や権力に対する怒りを激情にまかせてぶつけるだけではなく、人間的にも成熟した感のあるボッシュだが、コナリーもまたボッシュ同様、着々とステージを進んでいるようだ。
 とはいえあまりに穏やかなボッシュにはやや物足りない思いもあるわけで、下巻ではもっと爆発するボッシュを見たいところだが……さあどうなるか。

 エコー・パーク(上)


テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌



















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