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 遅ればせながら世田谷文学館へ「星新一展」を見にいく。会期は6月27日までだし、そろそろ観ておかねば、ということもあるのだが、この週末に限っての関連イベントとして、星新一原作の人形アニメ映画の上映会も行われていたことが大きい。

 星新一展図録など
 ほしづる
▲到着すると映画開始まで20分ほどだったので、展示は後回し。とりあえず図録を購入(上の写真、左からちらし、図録、入場券)し、少し悩んだが結局ほしづるストラップもゲット。


 映画は各15分程度の短いものだが、原作がショートショートなのでこれはむしろ当たり前か。お題は「花ともぐら」「ふしぎなくすり」「ようこそ宇宙人」「キツツキ計画」という四作品。子供向きに作られているとはいえ、毒気やペーソスもちょっぴり忍ばせた、質の高い作品ばかりであった。
 特に「キツツキ計画」はジャズをBGMに泥棒の計画をみせていくという演出がなかなかお洒落で、子供に見せるにはもったいない出来(笑)。

 で、映画を観たあとは、展示物をいろいろと見てまわる。普通の作家の展示と少し趣が異なるのは、やはり星製薬の御曹司という部分がかなり大きいことか。政治やビジネスで大きな足跡を残した父、星一の関連展示物や、新一が幼少の頃の展示物を見ていると、単純にお金持ちの家は違うなーというのもあるし、新一の創作に与えた影響もうかがい知れて面白い。この辺は事前に最相葉月の『星新一 一〇〇一話をつくった人』を読んでおけば、より吉であろう。
 一番驚いたのは、新一が残した創作メモというか下書きの類。単なるメモというよりは、第一稿ぐらいしっかりしたもので(ちょっと誇張入っているかもですが)、それが文庫本ぐらいの小さな紙に、ほんっっとおおに小さな小さな文字でびっしり書いてある。書いてあるわけ。展示室にはご丁寧に虫眼鏡まで置いてあるぐらいなのだが、なんでまたあんなに極端に小さく書いたのかまったく意味がわからん。単なる気性?
 あと、印象に残ったものとしては、真鍋博画伯の原画の数々。ちょっとした個展レベルの品揃えで、これもまた楽しい驚きに満ちておりました。実際に彩色してある絵もあるけれど、すべて色指定で済ませているものも多く、色に対するイメージ力の強さに感動。

 文学系の展示会というと、原稿や遺品を飾ってハイおしまい、というのが多いけれど、今回は非常に楽しい演出も多く、イベントも盛りだくさん。実に充実した展示会だった。
 ちなみに世田谷文学館は、ある理由から駐車場もお気に入り。平日の昼間なら空いているだろうし、車で行ってみるのもおすすめかと。

テーマ:SF小説 - ジャンル:本・雑誌





>Sphereさん
痛み入ります<(_ _)>
休みに入ると緊張感が抜けて、それで一気にくるみたいなところもありそうです。

かつては世田谷区民でしたか。実は私も世田谷区民だったことがあります。その頃は烏山だったんで、けっこう文学館も近かったんですけどね。
【2010/06/20 20:06】 URL | sugata #8Y4d93Uo[ 編集]

大丈夫ですか~。
最近はブログの更新もなかなかされてなかったので、きっとお忙しいのだろうとは思ってましたが、ご自愛下さいね。

星新一展は面白そうですね。
瀬名秀明も好きなので近かったら行きたいです。
9歳までは世田谷区在住だったんですけど、今は遠すぎる…
【2010/06/20 19:29】 URL | Sphere #AgXjGueg[ 編集]

>少佐さん
がんばってますね、世田谷記念館。毎週末毎に何かしら企画があるっていうのはすごいです。ラス前の26日(土)にも、瀬名秀明氏の記念講演会がありますね。

救急車の件はお恥ずかしい限りです。いつもの酔い方とは全然違って意識が飛んでいたらしく、嫁さんがかなり焦って119したようです。たぶん過労が一気に出たんじゃないかとは思ってるんですが……、まさかオランダのせい?
【2010/06/20 18:18】 URL | sugata #8Y4d93Uo[ 編集]

Twitter でつっこんだ後、「はて、アニメって…?」と思ってたらスペシャルイベントがあったのですね。今回、展示だけでなく著名人の講演とか盛りだくさんですよね。
しかし救急車とは…、ご自愛ください。私もその昔似たようなはめにあいましたが(わたしはしっかり運ばれましたw)。
【2010/06/20 18:05】 URL | 少佐 #-[ 編集]















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