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 この週末は嫁さんが里帰りしているのと、あまりの暑さで、愛犬と共にひきこもりの生活。家事をこなしつつ、溜まっている未読本や未視聴DVDの消化に努め、合間をみて持ち帰りの仕事もちょこちょことこなす。どうでもいいことだが、あまりにも簡単に洗濯物が乾くので、汗をかいたらすぐに着替えて洗濯ばかりしている。ささやかな満足。


 DVDでローランド・エメリッヒ監督の『2012』を観る。
 公開当時はそこそこ話題になったけれど、すぐに評判を聞かなくなったから、まあCG先行のスカスカハリウッドスペクタクルなんだろうなと思っていたのだが、ほんとにそのとおりで嫌になる。

 ストーリーは典型的ノアの箱船もの。太陽のフレアが地球の内核に影響を与え、地球がかつてないレベルで地殻変動を起こすことが判明した。アメリカをはじめとした先進国の首脳は極秘にチョーミン計画を遂行、中国の奥地に巨大な船を建造し、生き残りを図ろうとする。ひょんなことからこの計画を知ったSF作家は、家族とともにその船をめざすが……。
 主人公は一応SF作家だが、その家族、大統領の科学顧問など、複数の登場人物たちのドラマを平行して描く群像劇のスタイルである。

 ま、それはいいんだけど、結局それぞれのドラマが浅すぎて、単なるパニック映画の域からまったく脱していない。確かにCGは凄いんだけど、見せ方やエピソードに工夫が全然なくて、全編予告編でも見ているぐらいの印象しかない。しかも終盤に行くほどネタのスケールが小さくなっているような。ラストなんて『ポセイドン・アドベンチャー』の方が全然上でしょ(古い方ね)。
 ローランド・エメリッヒ監督も『インデペンデンス・デイ』 の頃は割とよかったけど、似たような映画ばかり撮って、だんだん悪くなっていくな。

 こういう映画ってCG頼みなのは当たり前。でもどんなすごいグラフィックだって、結局はすぐに見慣れて凄くも何ともなくなってしまう。大切なのはそのCGで何を描くか。決して全てのハリウッド映画がだめなわけではないのに、なぜそういう当たり前のことをやってくれないのか、それが不思議で仕方がない。






>清貧おやじさん
人類で生き残るのが、結局、権力者と10億ドル(ユーロだったかも)を払える金持ちだけってところが、考えると相当にやな物語です(笑)。
ラストでヒューマニズムを訴える科学顧問も、自分の親友が死んでからじゃ遅すぎでしょ。それ以前に数億人規模で人が死んでいるのに、そこで気づけよって感じです。

ときにはシナリオよりグラフィックで勝負する映画があってもいいんですが、やはり程度問題ですね。
【2010/08/11 14:06】 URL | sugata #8Y4d93Uo[ 編集]

CGは本当に凄いんだけど、
ちんけな人間ドラマを中途半端に
盛り込んだおかげで、
評価が下がってしまいました。
観客は欲張りです。
満足させるのは大変です。


【2010/08/11 13:44】 URL | 清貧おやじ #27oFWF9A[ 編集]















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