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 週末に観たDVDの感想をぼちぼちと。ジョン・ファヴロー監督の『アイアンマン』もようやく観たが、こちらは『2012』と違い、なかなか悪くない出来だ。
 もともとアメコミだから、お話しのレベルはタカが知れているけれど、作り手が真面目に撮っているのが伝わってくる。ひとつひとつの要素を疎かにせず、ちゃんと意味づけをして、納得いくようなバカ話にしてくれているのがいいのだ。

 主人公は巨大軍事企業「スターク・インダストリーズ」の社長にして天才発明家、トニー・スターク。彼は自社開発のミサイルを売り込むため、アフガンを訪れていたのだが、ゲリラの襲撃によって捕虜となってしまう。トニーはゲリラから解放の条件としてミサイルの組み立てを迫られるが、秘かにパワードスーツを制作し、脱出を試みようとする。
 ま、そんなこんなで最初のパワードスーツ一号が完成し、ゲリラの本拠地から脱出するのが前半のヤマ場。やがて帰国したトニーは自分の過去の行いを悔い、二号スーツを開発してテロリストの殲滅に乗り出そうとする。だが、その背後では思いも寄らぬ陰謀が渦巻いていた、てなお話。

 上手いなあと思うのは、アイアンマン誕生のエピソードを、より大きなストーリーラインに繋げていること。誕生秘話からラスボスとの対決に至るまでの流れを極めて自然な形で落とし込んでいる。荒唐無稽な話でも、こういうところがキッチリしているかどうかで面白さはずいぶん違ってくるわけで、監督のジョン・ファヴローはその辺りがわかってらっしゃるという感じで好感度大。
 また、主人公は前半嫌な奴、後半いい奴という具合に変化していくが、ベースはけっこう飄々としたキャラクターであり、これをロバート・ダウニーJr.が好演している、というか、彼だから嫌みなく見られるといった方が正解か。

 題材が題材なので、やはり万人にはお勧めしがたいところはあるけれど、特撮好きやアメコミ好きは見ておいて損はない。






>清貧おやじさん
そうそう、そこなんですよ。
パワードスーツ自体があり得ないじゃん、と普通の人が思うところを、「いや、確かにいきなりは無理だろうけど、試行錯誤の末に~」なんていう丁寧さがあるから、こころよく楽しめるわけです。これ大事ですよね。
【2010/08/11 13:59】 URL | sugata #8Y4d93Uo[ 編集]

パワードスーツを試作し、
失敗を繰り返しながら、
完成させていく過程が描かれている点に
好感が持てました。
【2010/08/11 13:31】 URL | 清貧おやじ #27oFWF9A[ 編集]

>空犬さん
もちろん押さえてます。特撮に東も西もありません(笑)。とはいえ昔に比べて追っかける気力はずいぶん減っちゃったんですけどね(だから今回もDVD。以前なら劇場で観ているところですが)。
2は当然観ますよ(DVDですけど)。ミッキー・ロークがどんな感じになっているのか気になります。1のジェフ・ブリッジスといい、最近は悪役でも意外なキャスティングが多くて楽しいですね。
【2010/08/11 00:30】 URL | sugata #8Y4d93Uo[ 編集]

こういうのもちゃんと観てますねえ(笑)。
ぼくは先日、2を劇場で観て来てしまいました。1がお嫌いでなければ、2もぜひ。
【2010/08/10 01:56】 URL | 空犬 #-[ 編集]















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