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 毎日、特撮ではアホかと思われるかもしれないので、本日は趣を変えて、バージニア・リー・バートンの『ちいさいおうち』をご紹介。
 『ちいさいおうち』は、環境破壊やエコロジーをテーマとして、1942年に書かれた絵本である。もう古典といっても差し支えないぐらい有名な本なのだが、管理人は恥ずかしながら初読。何を今頃こういうものを読んでいるかといえば、もちろん理由があって、察しのいい人ならもう気づいているだろうけれど、まあ、明日明後日ぐらいにはその理由も書く予定である。

 ちいさいおうち

 それはともかく。
 本書の魅力は何と言っても、その瑞々しく美しい絵にあるかと思われる。とても魅力的なタッチだが、ただ美しいだけではない。環境破壊によって徐々に変化する町の景色を、見開きごとに実に細やかに描いており、隅々まで丁寧に描いている。子供ならその端々にまで目をやっては、いろいろな楽しい発見があることだろう。いや大人だって十分に引き込まれる。

 また、環境破壊というテーマについても、設定がうまいせいか、全然古びていない。問題定義をしつつ、その解決法についても極端に白黒つけるのではなく、その中間に落としどころを持っていく手際がいい。
 ヒステリックになることなく、悪者を決めつけることもない。ハッピーエンドにしつつ、でも読者(子供たち)には将来のことや環境のことも考えてもらう、という実に鮮やかな手並み。価値観が多様化している現代にこそ、読んでおきたい一冊なのかもしれない。
 素直な気持ちで読める、いい絵本です。


テーマ:児童文学 - ジャンル:本・雑誌





>7kichiさん
おお、町が大きくなっていく過程に注目していたとは、やはり男の子の視点ですねえ。
実は私も変化する町並みに、環境破壊とかはまったく関係なく、楽しく眺めておりました。
【2010/08/17 00:07】 URL | sugata #8Y4d93Uo[ 編集]

小さなおうちの周りがだんだん街になっていく課程が大好きで、ワクワクしながら読んだモノです。
娘のために同書を購入して改めて読んで見ると、考えさせられるその内容にビックリでした。
【2010/08/16 21:31】 URL | 7kichi #-[ 編集]

 >Sphereさん
おお、Sphereさんもやはり読んでましたね。しかもそこまでお気に入りだとは。

それにしても、娘が気に入りとはいえ、英語版を買ってくれるお父さんがまた素敵ですねぇ。
【2010/08/15 20:50】 URL | sugata #8Y4d93Uo[ 編集]

うわ~、これ懐かしいです!
たぶん一番読み返した絵本だと思います。
そのお気に入りぶりを見て、父が英語版も買ってくれました。まだ実家にあるかな。絵もストーリーもいい話ですよね~。
【2010/08/15 19:56】 URL | Sphere #AgXjGueg[ 編集]

>涼さん
やっぱりお読みになってますね。
やはり女性のほうが絵本はよく読んでますね。周囲の男連中5、6人に聞いたんですが、読んだことある奴は一人もいなかったですもん。
いつも不思議に思うのですが、読書家の男性でも、小さい頃からちゃんと絵本を読んでる人は、意外に少なかったりするんですよね。読書系ブログでも絵本ブログやってる男性は見たことないし(笑)。
【2010/08/15 10:48】 URL | sugata #8Y4d93Uo[ 編集]

この本、知ってますよ (^_^)
家にもあったはずだと思って探しに行ったのですが、残念ながら見つかりませんでした。
多分、涼が読んだのは、1965年版だろうと思います。
【2010/08/14 23:57】 URL | #LkZag.iM[ 編集]















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