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 国立では昨日より駅前で「天下市」を開催中。本日は天気もよかったので、さっそく愛犬の散歩を兼ねてのぞきにいく。
 基本的には地元の商店街の発展のために開かれているこの催し。イベントなども多々あるが、やはりメインは様々な出店である。これに通常のお祭り系の露店も加わるから、まあ歩道は来場者で足の踏み場もないほど混雑。その人並みをかき分けて
焼鳥やソーセージを買い、道ばたでビールをあおる。これが最高。普段はなかなか味わえない至福のひとときである。げふう。


 帰宅するとデアゴスティーニから東宝特撮映画DVDコレクションの最新巻『エスパイ』が届いていたが、それはひとまず置いといて、本日は『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』を片付ける。1966年公開。
 『地球最大の決戦』、『怪獣大戦争』と続いた二作では、連続でキングギドラを敵役に起用し、SF的ストーリーで展開してきたゴジラ映画。だが本作は舞台を南の島に移した冒険ものという体裁。監督も若大将シリーズを手掛けた福田純ということで、そのノリはこれまでの怪獣映画に比べて非常に軽快かつコミカルである。
 それは福田純が自身の持ち味を活かそうとしたというより、怪獣映画の観客層が大人から子供へと移りつつあることを受けた東宝首脳部の意向だったのであろうか。本来、怪獣映画がもっていた恐怖という要素を排し、楽しさや爽快感を前面に押し出そうとする試みは、『地球最大の決戦』や『怪獣大戦争』でも見られたが、本作で決定的になった。
 残念なのはその試みが決していい方向に転んでいかなかったこと。若者たちが悪の組織に戦いを挑むというストーリーも、それはそれで無茶な話だしツッコミどころも満載なのだが、まだ許せる範囲である。問題はそのノリを怪獣にまで適用してしまった点にあるだろう。ゴジラとエビラのキャッチボール、ゴジラの「ぼかぁ幸せだなぁ」ポーズ、ゴジラの居眠り……人間くさい怪獣なんて誰が見たいのだろう?
 本作は元々キングコング用に起こした脚本であるという。その性格を消さぬままゴジラ映画として流用した時点で、失敗はもう決まったも同然だったのだろう。
 ただ、今から思うと、ゴジラシリーズの堕落はまだ始まったばかりだったのだ(苦笑)。





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