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 今年の初春に公開されたミシェル・ゴンドリー監督の『グリーン・ホーネット』がレンタル落ちしたので、さっそく視聴してみる。
 基本的なストーリーは絵に描いたようなオーソドックスなヒーローもの。LAにある新聞社の若き社長ブリット・リードが、謎の男「グリーン・ホーネット」に扮して悪を懲らしめる。トレードマークは緑のマスク。武道の達人でもある助手のカトーも忘れちゃいけない。この二人が愛車のブラックビューティー号を駆り、夜のLAで暴れまくる、というもの。

 ところでこの作品、原作はアメコミかと思っていたが、どうやらスタートはラジオドラマらしく、そこからテレビドラマ→コミック化→映画化という流れらしい。この作品がそこそこ有名なのは、テレビ版のカトーを、あのブルース・リーが演じたからで、管理人の知識もそこ止まり。
 そして今回、初めて映画版でその全貌を知ったわけだが、ううむ、正直知ったと言えるかどうか。
 ヒーローものと思いきや、これが実にコミカルタッチ。ブリットのダメ男ぶり、カトーとキャメロン・ディアスをめぐっての三角関係など、本作はかなりアレンジされている気配が濃厚なのである。
 そもそも制作総指揮に携わり、主役も演じているセス・ローゲンは元々コメディ畑。加えて監督のミシェル・ゴンドリーもあまり普通の作品を撮るようなタイプではない。おそらくは本家の設定を借りた、彼ら独自の物語と見た方がいいのかもしれない。
 ま、ある意味、アンチヒーローもしくはメタヒーローものともいえるわけで、似たようなアメコミ映画が多い昨今、これぐらいオリジナリティはあってもいいのだろう。

 むしろ気になったのは、主人公のヒーロー転身への理由がハッキリしていないことだ。
 一応は父子の絆がメインテーマであり、父の死が契機となっているのはいいとしても、そこから先があやふや。なぜ父の死がヒーローへつながるのかが非常にわかりにくく、普通だったら父の意志を継ぐだとか復讐だとか、いろいろ理由はつけられると思うのだが、まあ、これが適当というか何というか。ストーリー上の一番のポイントのはずなんだけどね(笑)。
 まあ、暇つぶしにはなるけれど、それ以上でもそれ以下でもなし、というところか。オススメはいたしません。






any0neさん

>私が映画から受けた印象では、ブリットとカトーのグリーン・ホーネットは、ヒーローごっこに見えました。

ああ、鋭いですね。確かにそんな感じもありました。とはいえ父の死がそれに関係しているのは明らかなので、遊びなら遊びで、その心の流れをうまく出してほしいとも思いました。
【2011/06/24 07:23】 URL | sugata #8Y4d93Uo[ 編集]

私が映画から受けた印象では、ブリットとカトーのグリーン・ホーネットは、ヒーローごっこに見えました。
二人にとって、自分の生命をかけてはいても、遊びなのだと感じます。
ごっこだからこそ、ブリットたちにはきっかけはあっても、理由は必要なかったのではないでしょうか
【2011/06/24 00:11】 URL | any0ne #-[ 編集]















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