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 Twitterでも書いたが、デアゴスティーニの東宝特撮映画DVDコレクションが、なんとシリーズを延長する。56号以降のラインナップは以下のとおり。

『さよならジュピター』
『東京湾炎上』
『HOUSE ハウス』
『竹取物語』
『呪いの館 血を吸う眼』
『怪談』『ミカドロイド』
『幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形』
『血を吸う薔薇』
『大冒険』

 個人的には『HOUSE ハウス』や“血を吸う”シリーズ収録が嬉しいところだが、クレイジーキャッツ主演の『大冒険』だけは予測できなかった……。
 また、表現上の問題がある『獣人雪男』と『ノストラダムスの大予言』は今回も当然見送り。ううむ、何とかならんのかなぁ。



 いつもいつも東宝の古い特撮ばかりでもアレなので、今回は同じ古い特撮でも久々に洋物から一本。
 ものはジャック・アーノルド監督による『大アマゾンの半魚人』。半魚人のイメージを決定的にした映画で、下のジャケットに描かれているような半魚人の絵を、誰でも一度くらいは見たことがあるんではなかろうか。
 なんせ公開が1954年だから(奇しくも『ゴジラ』と同じ!)、映画そのものを見た人は少ないと思うのだが、これがなかなかよくできていて、少なくとも特撮好きやホラー好きは一度は見ておくべき、といえるぐらいには重要である。

 大アマソ#12441;ンの半魚人

 ストーリーはいたってシンプル。アマゾン奥地でデボン紀の地層から水かきのついた手の化石が発見され、ブラジルの海洋生物学者たちが調査に向かう。もちろん、その先では半魚人の影が見え隠れし、一人また一人と犠牲者が……というもの。
 基本的図式は「ヒロインに惹かれるモンスター」であり、言うまでもなく『キング・コング』の踏襲である。そこへ欲に目がくらむ科学者だとか、人間の緩慢さだとか、科学主義や人間への戒めなどを絡めていく。このあたり時代ゆえの古臭さはあるけれど、かなり真面目にテーマを打ち出しているのは好感度アップである。

 また、半魚人というクリーチャーの造型が見事なことも忘れてはならない。しかもその着ぐるみの出来がまたよい。意外なくらいチープ感がなく、しかもその状態で水中を泳ぐ泳ぐ。水中だからモノクロが逆にイメージ作りに幸いしていることもあろう。だが別に特撮云々がなくとも十分にハイレベル。泳ぐヒロインが水底から何ものかに狙われるという演出は、かの『ジョーズ』でも参考にされたそうだ(ちなみに半魚人そのものは『ウルトラQ』のラゴンのモデルになっている)。

 なお、管理人的には褒め倒してもいいぐらいの作品なのだが、出自はしょせんB級怪奇映画。突っ込みどころもそれなりにあるのだが、ここではあえて触れない(笑)。怪獣映画、怪奇映画の基本を押さえた、お手本のような映画ということで締めておきましょう。

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ロッカリアさん

"血を吸う"シリーズは楽しみですね。好きな人は既にDVD三点セットの『血を吸う箱』を持ってるんでしょうが(ジャケットのイラストが絶品)、私はぬるいファンなので、過去にテレビで観た記憶ぐらいしかありません。
特に『呪いの館 血を吸う眼』のインパクトは凄いものがありましたが、ン十年ぶりになるので今から楽しみです。
【2011/09/02 22:40】 URL | sugata #8Y4d93Uo[ 編集]

こんばんは~。
血を吸うシリーズ、これは絶対に買いでしょうね。
うう~、早く見たい!
【2011/09/01 23:19】 URL | ロッカリア #-[ 編集]

きみやすさん

映画ばかりでなく小説でも変な名前ありますよね。印象的にしようとしているのでしょうが、読むのが恥ずかしくなるくらい痛い名前って、けっこう多い気がします。
大きな声ではいえませんが、日本のミステリ界を代表するような大作家でも、名前に関してはやばい人が多いです(苦笑)。
【2011/09/01 00:10】 URL | sugata #8Y4d93Uo[ 編集]

こんばんは きみやすです。
リンクのご了承、ありがとうございました!!

>いまWikiで調べたら、笹沢左保が出ていたのも驚きでした。

自分も観てきました。

苗字が木枯(笑)
よくよく考えるとヒロインの“オシャレ”ってあだ名も
結構、凄いですよね。

話が逸れてしまいましたが
これからも宜しくお願い致します。
【2011/08/31 22:49】 URL | きみやす #-[ 編集]

きみやすさん

『HOUSE ハウス』はあの腰くだけ感が実はけっこう好みで(笑)。当時のアイドルがセクシー路線で登場したり、思いがけないスターが出ていたり、けっこう話の種になる作品ですよね。いまWikiで調べたら、笹沢左保が出ていたのも驚きでした。

あと、リンクの件ですが、まったくフリーですのでどうぞご自由に。こちらからも張らせていただきます。では今後ともよろしくどうぞ。
【2011/08/31 01:28】 URL | sugata #8Y4d93Uo[ 編集]

よしだ まさしさん

一巻目の『ゴジラ』が2009年の10月でしたから、もう二年近く買い続け、そして観続けているんですよねぇ。今回の延長でコンプリートは4ヵ月ほど先送りですから、確かに徒労感が先にでるかも(苦笑)。
予約購読組としては、あえて中止を申請しないかぎり勝手に送られてくるので、もう毒を食らわば皿までの心境……いや、毒と言うよりむしろ薬なのが始末が悪いっていうか(爆)。
【2011/08/31 01:19】 URL | sugata #8Y4d93Uo[ 編集]

空犬さん

お、空犬さんもお好みとは嬉しいなあ。造型は確かに素晴らしいですよね。50年代でもトップクラスではないでしょうか。ソフビやフィギュアはかなり出ているようですから、ぜひお手元に(笑)。
【2011/08/31 01:09】 URL | sugata #8Y4d93Uo[ 編集]

こんばんは
『HOUSE ハウス』懐かしいですね~。
最初、観た時の
「なんだこりゃ???」と思ったのが
今でも忘れられません。

個人的には
『血を吸う薔薇』と『東京湾炎上』の為に
欲しくなりました。

『熱中時代』の北野広大先生の印象しかなかった
水谷豊がテロリスト役でボロキレのように
死んでいく姿は
当時、小学生の自分にはかなりのショックでした(笑)。

あと、以前からお願いしたかったのですが
リンクを貼らせていただいても
宜しいでしょうか?

ご検討の程宜しくお願い致します。

【2011/08/30 19:40】 URL | きみやす #-[ 編集]

ディアゴスティーニ、もう少しの我慢で終わると思っていたら、延長ですかあ(涙)
【2011/08/30 12:56】 URL | よしだ まさし #SFo5/nok[ 編集]

この作品は好き過ぎて、何を書いていいか、よくわからないぐらいです(笑)。
とにかく、クリーチャーの造形がすばらしすぎる。
ソフビがあったら欲しいです(笑)。
【2011/08/30 01:14】 URL | 空犬 #-[ 編集]















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