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 せっかくのシルバーウイークだが、特にあてもなく、っていうかそもそも原因不明の関節炎で、とても出かけるどころじゃないんだけど。と言いながら昨日はどうしても抜けられない仕事で休日出社。ヘロヘロで帰ってきて早々にダウンし、本日は家でひたすら休む(ただ、じっとしていると筋肉が強張って逆に痛みが増すから、これも実はよくないんだけどね)。

 で、寝ながら消化したDVDが、相も変わらずの「東宝特撮映画DVDコレクション」から『ゴジラ対メカゴジラ』。監督は福田純。公開は1974年。
 ロボットとしての造型はいまひとつながら、独特の魅力で、以後も多くのパターンで登場することになるメカゴジラが初登場する作品として知られている。

 沖縄海洋博会場の建設現場から古代の壁画が発見された。建設技師の清水敬介は考古学者の金城冴子に解読を依頼したところ、「大空に黒い山が現れる時、大いなる怪獣が現れ、この世を滅ぼさんとする。しかし赤い月が沈み、西から日が昇る時、2頭の怪獣が現れ人々を救う」という予言であることが判明する。冴子は予言の謎をより深く解明するため、現場で見つかったシーサー像を携えて考古学の権威、和倉博士の元へ訪れる。
 一方、敬介の弟の正彦は、沖縄玉泉洞で不思議な金属を発見した。物理学の宮島博士はこれを地球上に存在しない金属「スペース・チタニウム」であると断定する。
 そんなときゴジラが富士山の麓に出現。なぜか仲間であるはずのアンギラスと戦い、これを撃退した。しかも驚くべきことに、この現場からは、沖縄で発見されたものと同じ「スペース・チタニウム」が発見される。
 やがてゴジラが東京湾に再び出現。コンビナートを破壊するなか、なんとそこへもう一匹のゴジラが現れる。激突する二匹のゴジラ。だが一匹のゴジラの皮膚の下から表れたのは、金属の部品だった。宮島博士はこれを「スペース・チタニウム」を使用したサイボーグのゴジラであると断定。さらには壁画の予言とも関係があるとにらんだ和倉博士らも合流し、その秘密をさぐるべく一行は沖縄へ向かう。しかし、一行の行く手には怪しい影が忍び寄り……。

 コ#12441;シ#12441;ラ対メカコ#12441;シ#12441;ラ

 低調が続いていたこの時期のゴジラ映画だが、本作はいろいろな好条件が重なって、少しは見られるものに仕上がっている。
 ひとつは本作がゴジラ誕生20周年を記念した映画であり、東宝もそれなりの作品にしたかっただろうということ。また、翌年に控えた沖縄国際海洋博覧会とのタイアップや前年公開の『日本沈没』の成功もあって、資金的に少し状況がよくなったこと。
 さらには、原作に当時SF界を牽引していた福島正実を迎えていたことも大きいだろう。
 上であらすじを少し紹介したが、さすがにこの時期の中ではダントツで複雑だし、それでいてわかりやすく面白い。物理学チームとしての流れ&考古学チームとしての流れ、二つのラインで見せるダブル主人公的な形があり、それが上手く融合している上に、事件の黒幕たる宇宙人の存在、それをマークするインターポールという組み合わせの妙。スパイアクション風物語にまとめられており、久々に大人も楽しめるレベルに仕上がっている。

 キャストも久々の東宝特撮登場となった小泉博や平田昭彦が熱演し、脇を岸田森や睦五郎、草野大悟といったしっかりした役者で固めているので、安心してみていられる(特に岸田森はイイ!)。あ、佐原健二のカメオ出演も嬉しい。

 なお、これはオタク的な読みになってしまうが、怪獣の存在が戦争や天災の象徴であるとすれば、本作は沖縄を舞台にしていることで、より特殊な意味合いを帯びてくる。沖縄で怪獣が暴れているのに自衛隊や米軍が一切登場していないこと、宇宙人の役回り、沖縄先住者らしき国頭天願の言動など、ちらほらと織り込まれているメッセージを読み解くのも本作ならではの楽しみ(?)といえるだろう。






空犬さん

>体調が悪いときに、特撮ものを、
>というあたりが、なんというか、

いや、まったく普通ですよね(笑)。
ただ、読書はつい集中しすぎてしまって、うっかり急に肩など動かすと、激痛が走ることが多いので要注意です(泣)。
【2011/09/22 23:18】 URL | sugata #8Y4d93Uo[ 編集]

原因不明って、大丈夫ですか?
体調が悪いときに、特撮ものを、
というあたりが、なんというか、
一般には理解されにくいでしょうが、
こちらにはよくわかる感じで、
失礼ながら、思わず笑ってしまい
ましたw。

メカゴジラは、作品によって、造形
というか、印象がけっこう違いますよね。
【2011/09/22 23:05】 URL | 空犬 #-[ 編集]















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