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 買い忘れていた『週刊文春』を購入。お目当てはもちろん年末恒例の「ミステリーベスト10」の発表である。
 さっそくパラパラ眺めてみると、海外部門に限った話ではあるが、先日発売された『ミステリが読みたい!2012年版』とかなり似たようなランキングとなっている。ベストテン中七作がカブリで、一位、二位は同じ。
 文春のベストテンは、知る人ぞ知るような作品はだいたい黙殺される傾向にあって、とにかく話題作や受賞作、巨匠の作品が圧倒的に強い。これは審査員がそもそも幅広い作品を読んでいないことに起因しているのだろうと推察されるのだが、ただし今年に限ってはそれほど悪くないランキングである。今年の翻訳ミステリは豊作だったとよく言われるが、正にそれを証明した形であろう。
 残るはこのミス。このままいくとこちらも似たような結果になる可能性は高いが、さてどうなるか。


 昨日、観た映画。スティーヴン・スピルバーグ監督による『タンタンの冒険/ユ二コーン号の秘密』。
 スピルバーグ初の3Dにして初のアニメーション映画、しかもモーションキャプチャーを用いたアニメーションなので、どんだけ手間暇かけるんだという話だが、その結果として、これまでにない独特の映像世界を見せてくれている。
 原作は「タンタンの冒険旅行」という世界的に有名な漫画シリーズなので、その絵柄のまま、普通にアニメにするのはそう難しい話ではない。実写もキャスティングという問題はあるにせよ、また同様。そこをモーションキャプチャーでキャラクターには独特の質感を持たせつつ、他は実写としか思えないレベルのクォリティ。さすが。

 タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密

 内容は原作の『なぞのユニコーン号』、『レッド・ラッカムの宝』、『金のはさみのカニ』をうまくミックスしたものである。
 少年ジャーナリストとして愛犬スノーウィとともに活躍するタンタンの物語は、誰が読んでも楽しめる普遍的な面白さに満ちている。スリル、アクション、謎解き、ユーモア……日本でいえば少年探偵団だし、スピルバーグは「子供向けの『インディ・ジョーンズ』と評した。
 したがって、ある意味、過激な刺激や過剰な期待は禁物である。タンタンの冒険はタンタンの冒険であって、それ以上でも以下でもない。スピルバーグはその辺りを十分に承知しており、その魅力を変にこねくり回すことなく、素材のままに提供してくれているのが嬉しい。

 なお、本編も楽しいのだが、オープニングのカートゥーンがまたいい。二~三分ぐらいのものだろうが、テンポといい、見せ方といい、素晴らしいセンス。タンタンファンはここだけでも観る価値ありです。

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テーマ:アニメ - ジャンル:映画



















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