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 なんだか忙しすぎてまったく気が休まらないので、なんとなく思い立って富士山を見てくる。珍しいくらい中央自動車道も空いていて、一時間半ほどで到着。晴天のうえに空気が澄み切っているから、まあ美しいこと。すっかり雪もかぶっていて、いかにも富士山らしい富士山の姿。なんかね、こういうのを見ると素直に感動できて、とりあえず頑張れる気になってくるから不思議だ。

 夜はすっかり録画を忘れていたTHE MANZAIを途中から。パンクブーブーもいいんだけど、華丸大吉の面白さは廃れないというか飽きられないというか、しかも幅広い。もっと観たかったなぁ。



 DVDの感想を一本。相変わらずの東宝特撮もので恐縮だが、ものは『ゴジラvsビオランテ』。平成ゴジラシリーズの二作目で、通算十七作目にあたる。公開は1989年。監督は大森一樹。
 1984年に復活した『ゴジラ』だが、大人向けのパニック映画という位置づけは良かったものの、それが貫徹できないところに弱さがあった。本作『ゴジラvsビオランテ』も基本的に同じ立ち位置だが、『ゴジラ』に比べると数段よくなっている印象である。

 本作は1984年『ゴジラ』の完全な続編。物語は前作のラストから一夜明けた新宿で幕を開ける。
 瓦礫の山と化した新宿で、突如、銃撃が鳴り響く。G(ゴジラ)細胞を入手しようとする自衛隊と米国バイオメジャーの激突だった。辛くも自衛隊から逃げ切ったバイオメジャーだが、そこをサラジア共和国のスパイによって射殺され、G細胞はサラジア共和国の手に渡る。そこでは砂漠でも育つ植物研究のため、G細胞が利用されていた。だが、その研究所もバイオメジャーに破壊され、同時に娘を失った研究の責任者、白神博士はすべての研究を闇に葬ってしまう。
 五年後、いったんは三原山火口に沈められたゴジラが、日に日に生命活動を活性化させていることが判明。政府は白神博士を招き、ゴジラのエネルギー源である体内の核物質を食べるバクテリア「抗核エネルギーバクテリア」の開発を依頼する。一度は断る白神博士、だがG細胞を1週間貸与することを条件に承諾する……。

 コ#12441;シ#12441;ラVSヒ#12441;オランテ

 粗っぽいところはあるものの、当時、流行りはじめたバイオテクノロジーをいちはやく取り入れたのがミソ。結果的にこれまでのシリーズ内容とは明らかに一線を画している内容となった。公募によって選ばれた原案の作者、小林晋一郎は『帰ってきたウルトラマン』でも脚本を残すなどしている人だが、そのときも植物と動物の融合をテーマにしているのが興味深い。ただ、そこまではいいとして、これに人間をも混ぜてしまったのはやはりやり過ぎ。東宝の特撮は方向性自体は悪くないと思うけれど、いつも匙加減で失敗するんだよね(苦笑)。
 ビオランテの造型は個人的には全然あり。進化する怪獣はヘドラという前例があり、その後も度々使われるパターンだが、本作で決定的になった感はある。

 ただ、本作の最大の魅力は、実はビオランテなんかではなく、ゴジラと自衛隊の戦いなのである。前作以上に長い時間、しかもスピーディーにテンポ良く見せていく中盤は圧巻であろう。ゴジラの行動を過去の統計や生態などから予測し、効果的な攻撃や戦略を立てる部分はなかなか。
 自衛隊が普通に作戦行動するシーンって、実は怪獣映画ぐらいしかないんじゃないかっていうぐらい邦画はそういうのが下手くそである。そういう意味で軍事OTKな人もけっこう楽しめるんではなかろうか。
 また、それを盛り上げる音楽がまたいい。担当はすぎやまこういちだが、伊福部音楽をストレートに、ときには大胆にアレンジし、もちろんすぎやまこういちならではのスピーディーな楽曲も抜かりはない、当時はあまり評判がよろしくなかったようだが、いやいや今聞くとかなり嵌っている。ま、たまにドラクエのバトルシーンを思い出すようなものもありますが(笑)。

 全般的にあまり評判のよろしくない平成ゴジラシリーズ。だが『ゴジラvsビオランテ』はその中でも上位にくる作品であり、特撮好きは押さえておきたい一本といっておきましょう。






めとろんさん

黒木は難しい役ですよね。高嶋政伸には少々荷が重いかなとも思ったのですが、なんとかかんとか……というところでしょうか。もうちょっと変質的でもよかったですね。
【2011/12/18 17:09】 URL | sugata #8Y4d93Uo[ 編集]

私は、この映画の高嶋政伸演じる、変質的な黒木が大好きです?
【2011/12/18 15:34】 URL | めとろん #nzfQoPME[ 編集]















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