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 金曜は会社関係の立食パーティー。白ワインを飲み過ぎてしまい、二次会が終わる頃にはかなり良い感じの千鳥足状態。時間的にはそれほどでもなかったが、久々にやばいなと感じて、早々にタクシーで帰宅する。


 1977年に公開された大林宣彦の監督デビュー作『HOUSE ハウス』を観る。東宝特撮DVDコレクションでも異色作中の異色作。キャスト、内容、映像表現などなど、これまでの邦画の枠をとっぱらうような奇抜な作りに、今でも賛否両論ある映画である。管理人も久々に視聴したが、内容はだいたい憶えているはずなのに、それでも頭がクラクラしてしまった(苦笑)。

 一応ベースはホラー映画。1970年代は世界中でホラー映画ブームが起こった時代だが、その火付け役はなんといっても『エクソシスト』(1973年)だが、他にも『ヘルハウス』(1973年)、『悪魔のいけにえ』(1974年)、『オーメン』(1976年)、『キャリー』(1976年)、『サスペリア』(1977年)、『ハロウィン』(1978年)、『ゾンビ』(1979年)、『ザ・フォッグ』(1979年)など、挙げていくときりがない。
 本作もそんな流れで企画されたとは思うのだが、同時に不振が続く東宝では思い切った施策を必要としたときでもあり、そのひとつがCM界の寵児、大林宣彦の監督起用であった。だがさすがは大林宣彦。自分の役目・立場を知り尽くしており、徹底的にその期待に応えようとする(と勝手に思っているんだけど)。それが東宝特撮史上でもトップクラスの怪作『HOUSE ハウス』となって実を結ぶわけである。

 こんな話。東京のお嬢様学校に通う女学生七人。ファッションに、スポーツに、勉強に、音楽に、あるいは食べることに――それぞれの興味は違うけれど仲の良い彼女たちは、夏休みにリーダー格、オシャレの叔母が住む田舎へ合宿に向かうことになる。叔母は七人を歓迎するが、それは彼女たちを襲う惨劇の幕開けでもあった……。

 HOUSE ハウス

 まあ、ぶっちゃけストーリーはどうでもいい。ホラー映画の体裁をとってはいるが、その実体はファンタジー・ホラー・コメディともいうべきもので、まあ適当っちゃ適当。
 この映画の魅力はそんなところにあるのではなくて、見どころは斬新でポップな、数々の映像表現なのである。実写とアニメの合体、サイケなイラストアート、ソフトフォーカスの多用、BGMの使い方などなど。普通の映画的なテクニックにはあまり頼らず、テレビ的な見せ方を駆使しているところもポイントだ。モンティ・パイソンが好きな人ならこの辺の魅力はけっこう理解できるのではなかろうか。
 ただ、それが決して誰にでも理解できるとか、誰にでも喜ばれるようなものではないのが、この映画の不幸なところである。いや自業自得か(笑)。チープな画面や漫画的な極端な演技の連発はさすがに辛く、観ている方が気恥ずかしくなることもしばしば。まあ九割方の人は拒否反応を示すことは間違いない。それだけクセのある映画なのだが、もしこれらのノリが気にならなければ、実に幸せな80分を過ごせることも確か。

 最後にこれに触れないわけにはいかないのだが、無駄なヌードシーンの多さは普遍的な高ポイント(笑)。初期の大林監督作品はそもそもセクシー要素が多いのだけれど、本作では当時の売れっ子アイドルが多数出演しているから、さらに魅力倍。そういう意味での衝撃度は高い。
 内容はともかくとして、四十代から五十代の男性諸氏にはとりあえずお勧めしておきたい。






事業計画書さん

私もクンフー役の神保美喜は、池上季実子や大場久美子を完全にくっていたと思います。あられもない恰好で大活躍でしたねぇ(笑)。

ところで変わったハンドルネームをお使いですが、本当にそういうサイトを運営されているようで驚きました(笑)。ご自身のページなのでしょうか?
【2012/01/18 23:59】 URL | sugata #8Y4d93Uo[ 編集]

衝撃的な作品でした。
そして『HOUSE』といえばクンフー!…と思ってしまいます(笑)
【2012/01/18 11:02】 URL | 事業計画書 #-[ 編集]

ロッカリアさん

おっと、お好きでしたか(笑)
予備知識なしで観ると辛いですよね。特に彼女たちが電車に乗るあたりまでは、相当な人格者でないとだめかもしれません(笑)。館に入ると割といいテンポなんですけどね。

さっき、Twitterでも少しつぶやいたんですが、けっこう今のラノベ的世界観とかと通じるところもあるので、今の人たちの方がすんなりと受け入れてくれるかもしれません、いやそれはないか(笑)。
【2012/01/15 00:25】 URL | sugata #8Y4d93Uo[ 編集]

実はこの怪作、好きです。(笑い)
基本的に、トコトン作り込まれた映画が好きなので、これと併せて『時をかける少女』『ねらわれた学園』が、大林監督ものの、ベスト3です。
おっしゃる通り、ストーリーはまあ、こんなもの。
それよりも、やっぱり無駄なヌード(笑)、今見るとそうでもありませんが、当時は結構話題にもなりましたね。
私も未見の人に、おススメしたい作品です。
【2012/01/15 00:17】 URL | ロッカリア #-[ 編集]















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