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 待ってましたのコナリー新作、『真鍮の評決』をとりあえず上巻まで読了。

 本作は『リンカーン弁護士』で颯爽?とデビューしたミッキー・ハラーを主人公としたシリーズ第二作。しかもボッシュとの競演というのだから、これはもうファン必読である。

 真鍮の評決(上)

 前作で重傷を負った弁護士ミッキー・ハラーは丸一年間というもの法廷から遠ざかっていた。その彼にロサンジェルス郡上級裁判所の判事から呼び出しがかかる。ハラーと互いに代理契約を定めていた弁護士ジェリー・ヴィンセントが殺されたため、彼の扱っていた案件を引き受けられるかどうかの打診であった。なかにはハリウッドの映画制作会社社長の依頼もあり、莫大な弁護料も期待できる。復帰としては最高のスタート、そう考えたハラーはヴィンセントの案件を請け負うが、その途端、周囲にきな臭い動きが……。

 プロローグ的に入っている第一部でいきなり引きこまれる。ハラーとヴィンセントの関係性を示すエピソードなのだが、これだけで既に短篇の味わい。
 また、ボッシュとミッキーの出会いのシーンも実にいい。小説にしかできない演出で、上巻で一番ゾクッときたシーンである。

 ただ、その他は全般的に静かな出だしだ。事件にはそれほど動きがなく、ボッシュとハラーも思ったほどには絡まない。いつもより気持ちスロースタートっぽい印象である。まあ、コナリーだから下手なことをするはずもないのはわかっているが、ちょっと不安(苦笑)。この物語を果たしてどのようにうねらせてくれるのか、下巻ではその辺りにも注目である。


テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌



















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