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 なかなか落ち着かなくて週末限定更新も覚束なくなっているが、本日は久々に終日ぼーっと過ごす。ま、こういうときはだいたいDVD消化というのがお約束で、ブツが東宝特撮映画DVDコレクションというのもパターンである。

 さて、『ゴジラvsメカゴジラ』は1994年公開。監督は大河原孝夫、シリーズ通算二十作目、平成ゴジラシリーズとしては五作目にあたる。
 近年に頻発するゴジラ災害に対応すべく、国連はG対策センターおよび対ゴジラ部隊Gフォースを設置して、対策兵器の開発や研究に専心していた。そして開発されたのが、究極の対ゴジラ兵器メカゴジラである。かつて未来人によってもたらされたがゴジラと共に海底に沈んだメカキングギドラを引き揚げ、そのテクノロジーを解析、利用したのである。
 そんな頃、ベーリング海のアドノア島で翼竜と思しき卵の殻や、孵化していない卵が発見される。さっそく調査に向かった調査隊だが、そこへラドンとゴジラが現れ、調査隊は命からがら卵を入手して脱出する。やがて持ち帰った卵からゴジラザウルスが生まれ……というお話。

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 平成ゴジラシリーズの特徴のひとつとして、ストーリーがすべて繋がっていることが上げられる。世界観も時間軸も共有されているわけで、どうしてもあとの作品ほど過去の設定が加味されていくため、初見の人には理解しにくい個所が多くなるのが欠点である。
 特にシリーズを通してキーウーマンとなる超能力レディ三枝未希の存在や、G対策センターやGフォースといった組織については、ほぼ前提として話が進められるだけに厳しいところである。しかも本作ではメカキングギドラなんてものまで加わるので、なんのこっちゃという人もさぞや多かろう。それをプロローグ的にあたまで解説するわけだから、導入として盛り上がりに欠けること夥しい。

 そもそも平成シリーズは全般的に評価が低いわけだけれど、とにかくシナリオが全体的に弱いのが最大の原因だろう。本作では冒頭も弱いが、ベビーゴジラ(ゴジラの赤ちゃん、ただし実の息子とかではない)の設定も残念のひと言。
 ゴジラのベビーという存在を打ち出し、「命」をテーマにしたといえば聞こえはいいが、わざわざ巨大な怪獣を使ってそんなことを訴える必要もあるまい。間口を広げて新たなファンを開拓しようというのはわかるが、昭和シリーズでやった過ちを見事に繰り返すところが理解不能である。特にベビーゴジラに関しては、その数ヶ月前に角川映画が同様のテーマで『REX 恐竜物語』を公開しており、パクリ疑惑もあったほどだ。

 あと、ラドンが久々の登場だが、これが見事なまでのかませ犬。ゴジラとラドンの闘いはけっこう貴重なので、そういう意味では興味深いのだが、それもラストのラドンとゴジラの関係性で帳消し。あれだけドンパチやりながら最後に身を挺してゴジラを救うシーンなんて唖然とするのみ。しかも前作『ゴジラvsモスラ』でのモスラとバトラと同じパターンではないか。

 『ゴジラ』や『ゴジラvsビオランテ』あたりはまだ見れるが、平成シリーズ、だんだんきつくなるなぁ(泣)。

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