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 ラーソンの続きは置いといて、この週末に観たDVDの感想をば。ものは東宝特撮映画DVDコレクションの最終巻にあたる『大冒険』。
 まずは先入観抜きで、下のストーリーを読んでもらいたい。

 世界の主要都市で次々と発生する偽札事件。このままでは経済的な大混乱は必至。国際的組織の暗躍が囁かれるなか、警視庁は極秘裏に捜査を開始した。
 ところかわって都内の安アパート。元体操選手という華々しい経歴をもちつつも、今ではしがない雑誌記者の植松という男がいた。彼は隣のアパートに住むアマチュア発明家とともに、複写機の特許で一稼ぎする計画を練っていた。ところがそのテスト中に偽札を発見し、植松はそれを記事にしてたちまちトップ賞を手に入れる。
 だが、そんな植松を警察は偽札犯と断定し、植松の逮捕に向かう。一方、偽札組織も植松が重大な秘密を知っているとばかり、その命を狙いだす。果たしてこの三つ巴のチェイスの行方は……?

 大冒険

 古澤憲吾監督による1965年公開のこの『大冒険』。上のストーリーではまるでサスペンスものであり、確かに特撮もふんだんに使われてはいるのだが、実はこのシリーズに入れていいのかどうか微妙なところではある。
 なんせ本作はクレージーキャッツ結成10周年記念映画。主役に植木等を据えたコメディ作品だからだ。

 とはいえ中身の方が、当時人気のあった007をパロったスパイコメディとあれば、特撮の必然性もそれなりにあるのかもしれない(笑)。植木等らクレイジーキャッツの面々が体を張ってアクションに挑むというのも、それはそれで魅力的。しかも、お笑い要素をとりのぞくと、意外にちゃんとした巻き込まれ型スリラーになっているのはさすがである。かてて加えて、実は●●ものだなんてオチまでつき、これはなかなかツボを突いているんじゃなかろうか。

 ところどころ間の繋ぎが悪くて、テンポを削ぐところがあるのは残念だが、「え?」というようなアクションシーンも多くて、意外にスケールの大きい作品である。今でもひまつぶしには十分耐えられる面白さで、特撮云々はこのさい忘れて観るのが吉かと。





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