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 ケーブルテレビのVODで『タイタンの逆襲』を視聴。言うまでもなく『タイタンの戦い』の続編だが、監督はジョナサン・リーベスマンにバトンタッチ。この監督さんは『世界侵略: ロサンゼルス決戦』を撮った人なので、特撮やアクションなどはかなり期待できそうだったが。

 様々なクリーチャー、モンスターが大挙して登場し、これをサム・ワーシントン演じる半神ペルセウスたちがどのように戦うのかというのが見どころなので、まあストーリーはあってなきがごとしだが、それでも念のために粗筋など。
 前作では世界の危機を救い、今はまた元の穏やかな生活に戻っているペルセウス。だが、神の国では再びきな臭い動きが起こっていた。
 発端は神々の弱体化である。人間が神を崇拝しなくなったことが原因なのだが、ここで神の王ゼウスに恨みをもつ冥界の神ハデスがクロノスを復活させ、一気に人間界を破壊しようと企む。クロノスはティターン神族の主神でありゼウスたちの父でもあるが、その凶悪さゆえにかつてゼウス、ハデス、ポセイドンの三兄弟によって封じ込められていたのだ。ハデスはゼウスを捕らえて、その力をクロノスに吸収させようとする。かろうじて難を逃れたポセイドンにゼウス、そして世界の危機を伝えられたペルセウスは、再び戦場へと赴くのであった。

 どこかで見たような話だと思っていたら、ティターン神族を蘇らせようとするというストーリーがまんま『インモータルズ -神々の戦い-』である。ただ、あちらは独特のバトルの見せ方や美術面が売り物だったのに対し、こちらはクリーチャーをメインとした迫力あるバトル。こちらの方がストレートで娯楽性は高いが、それほど目新しい要素もなく、トータルでは五十歩百歩といったところか。
 怪獣映画ファンとしては、バンバン登場するモンスターの造型がなかなか魅力的で、その興味では一応引っ張られるのだが、バトルそのものに工夫がないのが残念。
 私見ではあるが、この手の映画はモンスターの倒し方が大切なのである。極論かもしれないが、ミステリの謎解きにも通じる部分であり、観ている人に「この手があったか!」と思わせれば勝ち。そういう意味では前作にも及ばず、いささか期待はずれの一本となった。




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