- Date: Sat 29 12 2012
- Category: 映画・DVD 大映その他の日本特撮映画
- Community: テーマ "特撮・SF・ファンタジー映画" ジャンル "映画"
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金子修介『ガメラ 大怪獣空中決戦』
本日より年末年始の休暇。せいぜい本と映画でリフレッシュする予定だが、忘年会続きだったので酒は少し控えるかな(苦笑)。
本日はBlu-rayディスクについて少々。
何をいまさらの話なのだが、Blu-rayというのはDVDと違って、リージョンコードが日本と北米では同じことを知っているだろうか。つまりDVDとは異なり、アメリカで発売されたBlu-rayが日本でもそのまま再生できるということだ。
そして、ここが大きなポイントだが、アメリカではBlu-rayが日本に比べて圧倒的に安い。この北米版は日本でもAmazonなどで簡単に買えるため、日本版よりそっちを買った方が断然お得なのだ。
でも英語が苦手な人には、日本語字幕がなかったら意味ないじゃん、ということにはなる。その点もご心配なく。北米版は最初から数カ国語の字幕が用意されているものが多く、日本語字幕もけっこうな割合で対応しているのである。さすが人種のるつぼアメリカ。
また、邦画そのものが北米で発売されているケースも意外とあるようで、こちらはそもそも字幕自体が必要ない。だから特典とか吹き替えにこだわりがないなら、こういった北米からの輸入Blu-rayがもっともお買い得ということになる。厳密なところはわからないが、ざっと見た印象ではだいたい三分の一程度の価格で購入可能のようだ。中古ショップより安いじゃん。
何を今頃そんな当たり前のことを言っているのだと、笑わば笑え(笑)。確かBlu-rayが出始めの頃はそんな話を聞いたような記憶もあるのだが、なんせこちらは遅れてきたBlu-ray者。こういう素敵な手段があることを今さらながら知って、有頂天になっている今日この頃である。
そんなわけで購入したのが『ガメラ トリロジー 平成版ガメラ3部作収録 Blu-ray BOX』。もちろん北米盤。これがなんと1500円だものなぁ。日本版は特典映像もたっぷりついているとはいえ12000円もするので、この差がどこからくるのか知りたいものである。
で、さっそく平成ガメラシリーズの第一作『ガメラ 大怪獣空中決戦』を観る。1995年、金子修介監督作品。

太平洋上で発見された謎の巨大珊瑚礁。しかもその珊瑚礁は潮の流れにのって日本へ接近しているた。さっそく調査隊が現地へ向かうが、そこで謎の石版と大量の勾玉を発見する。
同じ頃、九州の姫神島でも奇怪な事件が発生していた。島民が「鳥が!」という無線での言葉を最後に、消息を断ってしまったのだ。現地に向かった警察と鳥類学者の長峰は、そこで人を捕食する巨大な怪鳥を発見する。しかも三匹。長峰は危険を訴えるが、政府は貴重生物であるとして鳥を生きたまま捕らえることを決定、福岡ドームに誘い込み、囲い込む作戦を実行に移す。
その作戦のさなか、太平洋上の巨大漂流珊瑚礁が正体を現した。カメの姿に似たその巨大生物は、怪鳥のいる福岡ドームを一直線に目指していくが……。
要は平成版『ガメラ対ギャオス』ではあるのだが、平成ガメラの優れたところはほぼ言い尽くされているので、管理人があまり付け加えることもない。
主なポイントをまとめておくと、人間視点でのカメラアングルの多用、構成や色遣いにもこだわった映像美、怖さを前面に打ち出した怪獣本来の姿、報道や政府、自衛隊の対応におけるリアリティの追求といったあたりで、まあ実によくやってくれている。
これはひとことで言えば、大人の鑑賞に耐えうる怪獣映画になっているということであり、平成ゴジラシリーズが失ってしまっていたものを改めて確認させてくれた映画なのである。管理人も本作を初めて観たときは、ちょっと背中のあたりがゾクゾクしたものだ。
予算があまりに少なかったため、場面場面で安っぽいところがあるのはご愛嬌。むしろその制限の中で怪獣映画の本質を追究した金子監督に敬意を表したい。
本日はBlu-rayディスクについて少々。
何をいまさらの話なのだが、Blu-rayというのはDVDと違って、リージョンコードが日本と北米では同じことを知っているだろうか。つまりDVDとは異なり、アメリカで発売されたBlu-rayが日本でもそのまま再生できるということだ。
そして、ここが大きなポイントだが、アメリカではBlu-rayが日本に比べて圧倒的に安い。この北米版は日本でもAmazonなどで簡単に買えるため、日本版よりそっちを買った方が断然お得なのだ。
でも英語が苦手な人には、日本語字幕がなかったら意味ないじゃん、ということにはなる。その点もご心配なく。北米版は最初から数カ国語の字幕が用意されているものが多く、日本語字幕もけっこうな割合で対応しているのである。さすが人種のるつぼアメリカ。
また、邦画そのものが北米で発売されているケースも意外とあるようで、こちらはそもそも字幕自体が必要ない。だから特典とか吹き替えにこだわりがないなら、こういった北米からの輸入Blu-rayがもっともお買い得ということになる。厳密なところはわからないが、ざっと見た印象ではだいたい三分の一程度の価格で購入可能のようだ。中古ショップより安いじゃん。
何を今頃そんな当たり前のことを言っているのだと、笑わば笑え(笑)。確かBlu-rayが出始めの頃はそんな話を聞いたような記憶もあるのだが、なんせこちらは遅れてきたBlu-ray者。こういう素敵な手段があることを今さらながら知って、有頂天になっている今日この頃である。
そんなわけで購入したのが『ガメラ トリロジー 平成版ガメラ3部作収録 Blu-ray BOX』。もちろん北米盤。これがなんと1500円だものなぁ。日本版は特典映像もたっぷりついているとはいえ12000円もするので、この差がどこからくるのか知りたいものである。
で、さっそく平成ガメラシリーズの第一作『ガメラ 大怪獣空中決戦』を観る。1995年、金子修介監督作品。

太平洋上で発見された謎の巨大珊瑚礁。しかもその珊瑚礁は潮の流れにのって日本へ接近しているた。さっそく調査隊が現地へ向かうが、そこで謎の石版と大量の勾玉を発見する。
同じ頃、九州の姫神島でも奇怪な事件が発生していた。島民が「鳥が!」という無線での言葉を最後に、消息を断ってしまったのだ。現地に向かった警察と鳥類学者の長峰は、そこで人を捕食する巨大な怪鳥を発見する。しかも三匹。長峰は危険を訴えるが、政府は貴重生物であるとして鳥を生きたまま捕らえることを決定、福岡ドームに誘い込み、囲い込む作戦を実行に移す。
その作戦のさなか、太平洋上の巨大漂流珊瑚礁が正体を現した。カメの姿に似たその巨大生物は、怪鳥のいる福岡ドームを一直線に目指していくが……。
要は平成版『ガメラ対ギャオス』ではあるのだが、平成ガメラの優れたところはほぼ言い尽くされているので、管理人があまり付け加えることもない。
主なポイントをまとめておくと、人間視点でのカメラアングルの多用、構成や色遣いにもこだわった映像美、怖さを前面に打ち出した怪獣本来の姿、報道や政府、自衛隊の対応におけるリアリティの追求といったあたりで、まあ実によくやってくれている。
これはひとことで言えば、大人の鑑賞に耐えうる怪獣映画になっているということであり、平成ゴジラシリーズが失ってしまっていたものを改めて確認させてくれた映画なのである。管理人も本作を初めて観たときは、ちょっと背中のあたりがゾクゾクしたものだ。
予算があまりに少なかったため、場面場面で安っぽいところがあるのはご愛嬌。むしろその制限の中で怪獣映画の本質を追究した金子監督に敬意を表したい。
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お買い上げありがとうございますw
このあと、レギオンとイリスもご覧になるのでしょうが、内容的にはやはり、この一作目かもしれませんね。ガメラ自体はイリス版が怖くていいんですけど。
>ただ、Blu-ray の割には画質があまり良くなかったと思います。
そうなんですね。私は観れりゃいい主義なんで、あまり画質にこだわらないほうです。単純に安いから買ってるんですが、極端な話、保存の苦労や巻き戻しとかの面倒がなければ、VHSでもOKです(笑)