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マックス・ブルックス『WORLD WAR Z〔上)』(文春文庫)
マックス・ブルックスの『WORLD WAR Z』をとりあえず上巻まで読了。
ゾンビをネタにしたホラー小説で、数年前の単行本刊行時にはけっこう話題になったと記憶する。
実をいうとゾンビものにそれほど執着はないのだけれど、来月からブラッド・ピット主演の映画も公開されるし、それにあわせて文庫化もされたので、これは一応押さえておくかと読み始めた次第。
本書の最大の特徴は、すべてがインタビュー形式で構成されているところだろう。
中国で発生した謎の疫病が急速に全世界に広がり、人類がどう立ち向かっていったかを、世界中の様々な民族や立場の人々の体験談から再構成してゆくという手法。決まった主人公はおらず、まさに戦争のドキュメンタリーを読んでいるかのようだ。上巻を読んだかぎりでも、相当に構成を考え抜いたことが想像できるし、描写にも揺らぎがない。
力作の予感十分ではありますが、詳しい感想は下巻読了時に。

ゾンビをネタにしたホラー小説で、数年前の単行本刊行時にはけっこう話題になったと記憶する。
実をいうとゾンビものにそれほど執着はないのだけれど、来月からブラッド・ピット主演の映画も公開されるし、それにあわせて文庫化もされたので、これは一応押さえておくかと読み始めた次第。
本書の最大の特徴は、すべてがインタビュー形式で構成されているところだろう。
中国で発生した謎の疫病が急速に全世界に広がり、人類がどう立ち向かっていったかを、世界中の様々な民族や立場の人々の体験談から再構成してゆくという手法。決まった主人公はおらず、まさに戦争のドキュメンタリーを読んでいるかのようだ。上巻を読んだかぎりでも、相当に構成を考え抜いたことが想像できるし、描写にも揺らぎがない。
力作の予感十分ではありますが、詳しい感想は下巻読了時に。

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