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 ケーブルテレビのVODで『アイアンマン3』を視聴。今年の5月に公開されたばかりの新作が早くもケーブルで観られるとはいい時代になったもんだ。

 こんな話。アベンジャーズの活躍から一年。トニー・スタークは戦いの影響からパニック障害を患い、いまは恋人ポッツに会社を任せ、自分は次々とアーマーを試作する日々だった。一方、ジェームズ・ローズ中佐は「ウォーマシン」を改良した新型スーツ「アイアン・パトリオット」を身につけ、マンダリン率いるテロ組織を追っていた。
 そんなある日、ポッツのもとにシンクタンクA.I.M.の創設者アルドリッチ・キリアンが現れる。彼は人間の脳の未使用領域を開発するウィルス「エクストリミス」の研究を行っており、ポッツに協力を要請する。軍事利用を怖れたポッツはその誘いを断るが、そのころビルの一階ではアルドリッチの同行者が怪しげな動きを見せていた……。

 監督は一、二作目を撮ったジョン・ファヴローからシェーン・ブラックにタッチ。
 実を言うとシェーン・ブラックのことはほとんど知らなかったのだが、『リーサル・ウェポン』シリーズとか『ラスト・アクション・ヒーロー』の脚本を書いた人らしい。面白いのは『プレデター』や『ロボコップ3』などに俳優として出演もしていること。つまり、ぽっと出などではなく、しっかり下地が仕上がっている監督さんなのだ。
 結果からいうと、その期待は裏切られることはなく、まずまず楽しめる出来であった。

 『アベンジャーズ』を挟んだシリーズ三作目はトニーの喪失と再生の物語である。これまでのシンプルな物語に比べれば、幾分メッセージは強めであり、シリアスタッチも若干強め。この辺りがシェーン・ブラックの味なのだろうが、まあ、そうはいっても基本はハリウッド製アメコミ映画。あまり深いものではなく、やはり見どころはCGを駆使したアクションにある。飛行機から墜落した人々を助けるシーンや、クライマックスのアーマーを次々と切り替えて戦うシーンはとりわけお見事。決して過大な期待はしていないので、これだけやってくれればとりあえずは十分である。

 なお、シリーズに一区切りをつけるようなラストは一見潔いが、一方では既に『アベンジャーズ』の続編が企画進行中というニュースもあるわけで、結局のところ、このラストも実は次回作への伏線なのだろう。商売が上手いなぁ。





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