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 先週観た『ナルニア国物語 第1章ライオンと魔女』の余韻が冷めないうちに、ということでC・S・ルイスの自叙伝『喜びのおとずれ』を手にとってみる。
 著者自身が書いているように、本書が他の自叙伝と違うのは、ルイスがなぜ無神論者からキリスト教信者に回心することになったかという点を中心に語られていることだ。ルイスがナルニアを書くにいたった経緯みたいなことがもう少し書かれているかと思ったが、ややそれは期待はずれ。その代わりといってはなんだが、本書は正にタイトルどおり「喜び」について書かれている。もちろんそれはルイスが考える喜びであり、キリスト教に回心することと密接につながる。幼い頃の話など、正直、被害者意識が強すぎるというか、緩慢に思えるところもないではない。また、こちらのキリスト教についての知識が弱いこともあって、ところどころ退屈に感じる箇所もちらほら。だがルイスを理解するということでいえば、本書はやはり避けては通れない一冊といえるだろう。
 ちなみにルイスの先に亡くなった奥さんの名が「JOY」というのも意味深である。


テーマ:ノンフィクション - ジャンル:本・雑誌




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