- Date: Thu 28 11 2013
- Category: 雑記
- Community: テーマ "推理小説・ミステリー" ジャンル "本・雑誌"
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『ミステリマガジン』2014年1月号「ミステリが読みたい!2014年版」
『ミステリマガジン』の2014年1月号を購入。特集は「ミステリが読みたい!2014年版」ということで、おお、もう今年もそんな季節になってきたのか。
例によって拙ブログでは最近の国産ミステリは扱わないので、海外のベストランキングにだけざっと目を通したが、まあ、順当なところがずらりと並び、あまり面白みのないベストテンではあった(苦笑)。
なんせベストテンのうち八割がお馴染みの作家だから、どれをとっても安心して読めそうではあるけれど、逆にいうと新味にはかなり欠ける。多少なりとも新顔的なのは文学畑のパトリック・デヴィットとジュリアン・バーンズぐらいか。これはネット上でも少し評判になっていたから、ちょっと気になるな。
落選組では、昨今、流行の北欧系がさほど入っていないのは予想外だった。あと、マクロイは『小鬼の市』があったけれど今回はアウト。まあ、いつもよりは少し落ちるからしょうがないか。
出版社別では東京創元社の健闘が光る。北欧ものやコージーといった流行のジャンルだけでなく、クラシックもきっちりと押さえており、一見幅広くはあるけれど実はきちんと方向性が絞られている印象だ。数年前の低調ぶりがまるで嘘のような奮闘ぶり、ぜひ来年も頑張ってほしいものである。
逆に早川書房はなんと一作のみのランクインという寂しい結果に。ここ数年のポケミスが良かっただけにちょっと意外だったが、まあ、こちらは来年の巻き返しに期待である。結局、創元と早川ってのはミステリ好きには特別な存在であり、このツートップの元気がないことには始まらないのだ。
例によって拙ブログでは最近の国産ミステリは扱わないので、海外のベストランキングにだけざっと目を通したが、まあ、順当なところがずらりと並び、あまり面白みのないベストテンではあった(苦笑)。
なんせベストテンのうち八割がお馴染みの作家だから、どれをとっても安心して読めそうではあるけれど、逆にいうと新味にはかなり欠ける。多少なりとも新顔的なのは文学畑のパトリック・デヴィットとジュリアン・バーンズぐらいか。これはネット上でも少し評判になっていたから、ちょっと気になるな。
落選組では、昨今、流行の北欧系がさほど入っていないのは予想外だった。あと、マクロイは『小鬼の市』があったけれど今回はアウト。まあ、いつもよりは少し落ちるからしょうがないか。
出版社別では東京創元社の健闘が光る。北欧ものやコージーといった流行のジャンルだけでなく、クラシックもきっちりと押さえており、一見幅広くはあるけれど実はきちんと方向性が絞られている印象だ。数年前の低調ぶりがまるで嘘のような奮闘ぶり、ぜひ来年も頑張ってほしいものである。
逆に早川書房はなんと一作のみのランクインという寂しい結果に。ここ数年のポケミスが良かっただけにちょっと意外だったが、まあ、こちらは来年の巻き返しに期待である。結局、創元と早川ってのはミステリ好きには特別な存在であり、このツートップの元気がないことには始まらないのだ。
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このミスは私もようやく買いました。まだ全部読んでないので、詳しい感想は後日アップしますが、復刊希望のコーナーは面白そうなんですけど、ちょっと『本格ミステリ・フラッシュバック』と企画がかぶってるような気がしますね。いよいよネタ切れでしょうか(苦笑)。