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 先日、DVDで『ホビット 思いがけない冒険』を鑑賞したところ、やはり続きが観たくなって現在公開中の『ホビット 竜に奪われた王国』を観にいってしまう。監督はもちろん前作同様、ピーター・ジャクソンが務める。

 前作でドワーフが王国を取り戻す旅に同行することになったホビットの青年ビルボ・バギンズ。ドワーフの宿敵オークらに狙われつつも、灰色の魔法使いガンダルフらの助けもあり、一行は“はなれ山エレボール”を目指す。
 迷いの森での巨大な蜘蛛との戦い、森のエルフとの確執、渓流でのオークとの激闘、人間たちとの取引……数々のトラブルが続くなか、エレボールの秘密の扉が開く刻が迫る。この機会を逃すとドワーフ再興は望むべくもない。しかし、オークの追っ手は迫り、別行動のガンダルフは闇の力によって囚われの身となってしまい……。

 ホビット 竜に奪われた王国

 もともとはひとつの原作を映画化に際して三部作にしているので、まあ二作目の本作は中途半端なストーリーにはなるだろうなと思ったが、案の定、どえらい引っ張り方でto be continue。端から観る人は全部観るという前提だろうから仕方ないだろうけれど、いや、それにしてもあざとい(笑)。
 一作目は導入だから当然ドラマとしての興味が大きい。次の三作目も完結編だからいろいろと収束に向けてのドラマがあるだろう。やはり問題は二作目であり、全体の尺の長さを埋めるのはアクションに継ぐアクション。大きなドラマというよりは中程度のエピソードをつなぎ、それぞれのエピソードに特徴的なアクションをお膳立てするといったスタイル。
 楽しいは楽しいのだが、ほぼ見どころが映像とアクションに絞られてしまうため、印象は一作目『ホビット 思いがけない冒険』に比べるとだいぶ分が悪い。

 なお、先日の記事でも少し触れたが、本作で邪竜スマウグの声とモーション・キャプチャーをやっているのが、『SHERLOCK (シャーロック)』でホームズを演じているベネディクト・カンバーバッチその人。
 あ、ちなみにモーションキャプチャーというのは、3DCGのモデルを動かすための元となる動作をデジタル的に収録する技術。つまり竜の動きをカンバーバッチが自ら演じて、それを再現しているわけである。声はわかるけれどまさか竜の演技までやるとは(笑)。
 主役のビルボはワトスン役のマーティン・フリーマンだから、思わぬところで共演なったわけだが、これは偶然というより『SHERLOCK (シャーロック)』あったからこその遊びなのだろう。
 ちなみにカンバーバッチ熱演の甲斐あってか、竜の動きは非常に自然でこれは一見の価値あり。

 いろいろ不満もあるのだが指輪ファンはやはり必見。ストーリーの間延びはあまり気にせず、あの世界観を映像化してくれたことに感謝しつつ観るのが吉かと。





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