- Date: Sun 25 10 2015
- Category: ミステリアス・イベント
- Community: テーマ "推理小説・ミステリー" ジャンル "本・雑誌"
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「没後25年日影丈吉と雑誌宝石の作家たち」展
本日は町田に足を伸ばし、町田市民文学館で開催中の「没後25年日影丈吉と雑誌宝石の作家たち」展を鑑賞。日影丈吉が町田に住んでいた縁で企画されたようだが、さらに日影丈吉絡みで探偵小説誌「宝石」の作家も取り上げられている。乱歩や正史はともかく日影丈吉は珍しいってんで、これはやはり見ておくかと朝から出動。

町田市民文学館には初めてきたが、考えると首都圏でこういう公的な文学館という存在がそもそも珍しかったりする。図書館や美術館併併設とか作家個人の記念館はぼちぼち思い当たるが、首都圏で思いつくのは世田谷文学館と神奈川近代文学館ぐらいか。だいたい町田にあるってのがちょっと意外だ。
建物自体はそれほど大きくないが(それでも独立した三階建ての建物ではあるが)、やはり専用施設だけに展示スペース、資料室、サロンとなかなか充実している感じ。しかも本日はたまたま「文学館まつり」なるものを催しており、なかなか盛況。うむ、町田市、がんばっておりますな。ちなみに本日はこのおまつりのおかげで入館料タダというのがちょっと嬉しい。
そんな前情報はともかくとして肝心の「没後25年日影丈吉と雑誌宝石の作家たち」展。規模的にはこじんまりしたもので、日影丈吉の生涯を振り返るというには粗々すぎてちょっと苦しい。
それでも日影丈吉の生原稿をはじめ、乱歩や正史、山風、城昌幸といった関連作家の生原稿、さらには松野一夫や建石修志、杉本一文、多賀新ら装丁や挿絵を担当した画伯の原画も展示してあったりと、量は少ないがなかなか充実。日影丈吉の生原稿は初めて見たと思うのだが、丸文字系で意外にかわいらしく読みやすい筆致であった。
帰り際には図録を買い、図書館放出本コーナー、駐車場でやっていた古本フリマを冷やかし、さらには古書店や新刊書店でいくつか買い物をして帰宅。


▲上はパンフレット、下は図録の表紙画像

町田市民文学館には初めてきたが、考えると首都圏でこういう公的な文学館という存在がそもそも珍しかったりする。図書館や美術館併併設とか作家個人の記念館はぼちぼち思い当たるが、首都圏で思いつくのは世田谷文学館と神奈川近代文学館ぐらいか。だいたい町田にあるってのがちょっと意外だ。
建物自体はそれほど大きくないが(それでも独立した三階建ての建物ではあるが)、やはり専用施設だけに展示スペース、資料室、サロンとなかなか充実している感じ。しかも本日はたまたま「文学館まつり」なるものを催しており、なかなか盛況。うむ、町田市、がんばっておりますな。ちなみに本日はこのおまつりのおかげで入館料タダというのがちょっと嬉しい。
そんな前情報はともかくとして肝心の「没後25年日影丈吉と雑誌宝石の作家たち」展。規模的にはこじんまりしたもので、日影丈吉の生涯を振り返るというには粗々すぎてちょっと苦しい。
それでも日影丈吉の生原稿をはじめ、乱歩や正史、山風、城昌幸といった関連作家の生原稿、さらには松野一夫や建石修志、杉本一文、多賀新ら装丁や挿絵を担当した画伯の原画も展示してあったりと、量は少ないがなかなか充実。日影丈吉の生原稿は初めて見たと思うのだが、丸文字系で意外にかわいらしく読みやすい筆致であった。
帰り際には図録を買い、図書館放出本コーナー、駐車場でやっていた古本フリマを冷やかし、さらには古書店や新刊書店でいくつか買い物をして帰宅。


▲上はパンフレット、下は図録の表紙画像
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