FC2ブログ
ADMIN TITLE LIST
 新年はほとんど毎年のように酒とおせちでだらだら過ごすだけなので、特に何も書くことがない(笑)。初詣も一日は混むので、いつも二日に行ってるし。ちなみに昨年、一昨年の日記を読み直すと、一日はいつも酒ばっかり飲んでるのが我ながら笑える。

 読了本は『ナルニア国物語 馬と少年』。昨年の年末年始はほとんど本を読めなかったのだが、今年はナルニアのおかげでけっこう本を読んでいる気持ちにはなっている。ただ、本当はこの休み中に『ストップ・プレス』を片づけたかったのだが。
 それはともかく『ナルニア国物語 馬と少年』。

 シリーズ5番目の本作は、時間軸でいうと三番目の物語。あのピーターたちが王となってナルニアを治めている時代の物語だ。スーザンとエドマンドが顔を出してはいるが、主人公はシャスタという奴隷の少年と領主の娘アラビス。
 この二人はナルニアの人間ではなく、敵対するカロールメンという国の人間だが、訳あってナルニア出身の言葉を話す馬と共にカロールメンを抜け出し、ナルニアめざして旅をすることになる。しかし、旅の途中でカロールメンがナルニアに攻め入ろうと画策していることを知り、シャスタたちの活躍でナルニアの危機を救うというお話である。

 本書では外の世界の人ではなく、生まれついたときからこの地で暮らす人々がメインとなっているためか、生活に根付いた宗教のあり方というものについて、今まで以上に強く意識させられる。神の名を口にするときにいちいち神を称えたり、あるいは自由や義務、神という存在についてのセリフがあったりと、いやでも読者は信仰について考えなければならない。
 そもそも本書は外伝的な話でもあるのだが、この手の話を積み重ね、ルイスは自分なりの聖書を書こうとしていたふしもある。というか、たぶんファンや研究者には常識? こちらがナルニア初心者なうえ、キリスト教や神学にも強くないのだが、本シリーズはその道の専門家にはとりわけ興味深い物語なのではないのだろうか。ファンタジーとしてももちろん面白いのだが、こちらも慣れてきたせいか、だんだん読み方がひねくれてきているのかもしれない(笑)。


テーマ:児童文学 - ジャンル:本・雑誌



















管理者にだけ表示を許可する



| HOME |

Design by mi104c.
Copyright © 2019 探偵小説三昧, All rights reserved.