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 おそらく今年最後の読了本になりそうなのが、C・S・ルイス『ナルニア国物語 銀のいす』。
 いやあ、すっかりはまってるなぁ。全七部作のシリーズなので、本作はちょうど折り返し点にあたるわけだが、中だるみを感じさせるどころかますます円熟味を増す出来映えに感心する。
 本作では前作でトラブルメーカーだったユースチスが、女友達のジル、そしてナルニアの悲観主義者「沼人」とともに、囚われの王子を救うため、長い旅に出るというお話。ファンタジーの王道をゆくような冒険の旅物語でありながら、ラストでは善と悪の対決が心の戦いになるのも興味深い。
 また、悪に取り込まれようとする主人公が、冒険を通して成長するというパターンも、本作ではなかなか複雑な様相を呈しており(思えば『ライオンと魔女』はシンプルな構成だった)、その意味ではシリーズ中最も宗教色が強い感じを受けた。もっとも今まで読んだ分の範囲での感想だが。なんせ時間軸では最初と最後の物語がまだ控えているので、そちらの方がより濃い話になるのは間違いないはずだ。うん、楽しみ楽しみ。


テーマ:児童文学 - ジャンル:本・雑誌



















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