二日ほど前に空犬さんのブログ「空犬通信」で「杉本一文 装画の世界/銅版画の世界」が開催されることを知り、初日の今日、六本木ストライプスペースまで出かける。

杉本一文といえば、ミステリ者にはいうまでもなく角川文庫の横溝正史のカバー絵で知られている方。横溝正史だけでなく半村良や、あの『狩久全集』なども手がけており、横溝ファンだけでなくミステリ好きにとって決して忘れることのできない絵描きさんではなかろうか。
ちなみに杉本画伯の展覧会は意外にひんぱんに開催されており、管理人も過去に神保町の東京堂書店で行われた「杉本一文原画展」や山梨の根津記念館であった「イラストレーター杉本一文が描く横溝正史の世界」などでも拝見したことがある。
絵の魅力については今更管理人が力説するまでもなく、ファンには十分に周知されているところだろう。横溝正史描くおどろおどろしい世界観を見事に再現しており、怖い中にも妖しさや美しさが感じられ、たまらない魅力がある。個人的にはそのエロティックな部分が発揮されているものが好みで(笑)、定番といってもよい『真珠郎』をはじめ、『誘蛾燈』、『白と黒』なんかが実によろしい。
さて、初日の朝イチということもあるのか、管理人が訪れたときには意外に人が少なかったため、ゆっくりと絵を鑑賞することができたが、何より嬉しかったのは杉本画伯ご本人がいらっしゃったこと。
人が少ないおかげで画集にサインもしてもらい、先生とも十分弱ぐらいだが差し向かいで話ができて非常にいい記念になった。横溝カバーについてはスピードやスケジュール優先で、それほど中身を読まずに描きとばしたとか(笑)、描き始めると一日二日で仕上げたとか、逆に半村カバーはストーリーや設定が読み込まないと理解できないから大変だったとか、短いながらいろいろと興味深い話が聞けたのは満足である。あちらこちらに出ている話ではあるが、やはり直接聞けたというのが嬉しい。


ということで、会期も短いことですし、お時間があればぜひ皆様も足をお運びください。

杉本一文といえば、ミステリ者にはいうまでもなく角川文庫の横溝正史のカバー絵で知られている方。横溝正史だけでなく半村良や、あの『狩久全集』なども手がけており、横溝ファンだけでなくミステリ好きにとって決して忘れることのできない絵描きさんではなかろうか。
ちなみに杉本画伯の展覧会は意外にひんぱんに開催されており、管理人も過去に神保町の東京堂書店で行われた「杉本一文原画展」や山梨の根津記念館であった「イラストレーター杉本一文が描く横溝正史の世界」などでも拝見したことがある。
絵の魅力については今更管理人が力説するまでもなく、ファンには十分に周知されているところだろう。横溝正史描くおどろおどろしい世界観を見事に再現しており、怖い中にも妖しさや美しさが感じられ、たまらない魅力がある。個人的にはそのエロティックな部分が発揮されているものが好みで(笑)、定番といってもよい『真珠郎』をはじめ、『誘蛾燈』、『白と黒』なんかが実によろしい。
さて、初日の朝イチということもあるのか、管理人が訪れたときには意外に人が少なかったため、ゆっくりと絵を鑑賞することができたが、何より嬉しかったのは杉本画伯ご本人がいらっしゃったこと。
人が少ないおかげで画集にサインもしてもらい、先生とも十分弱ぐらいだが差し向かいで話ができて非常にいい記念になった。横溝カバーについてはスピードやスケジュール優先で、それほど中身を読まずに描きとばしたとか(笑)、描き始めると一日二日で仕上げたとか、逆に半村カバーはストーリーや設定が読み込まないと理解できないから大変だったとか、短いながらいろいろと興味深い話が聞けたのは満足である。あちらこちらに出ている話ではあるが、やはり直接聞けたというのが嬉しい。


ということで、会期も短いことですし、お時間があればぜひ皆様も足をお運びください。
テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌