- Date: Sun 24 12 2017
- Category: 評論・エッセイ 北原尚彦
- Community: テーマ "評論集" ジャンル "本・雑誌"
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北原尚彦『シャーロック・ホームズ 秘宝の研究』(宝島SUGOI文庫)
北原尚彦の『シャーロック・ホームズ 秘宝の研究』を読む。熱烈なシャーロキアンとして知られる北原氏がこれまで集めてきたシャーロック・ホームズ関係の映画・ドラマ・翻案小説・コミックスなどのコレクションを紹介する本。
まあ、それ以上でもそれ以下でもないのだけれど、ホームズファンはもちろん単なるミステリファンであっても十分に楽しい一冊だろう。

管理人はミステリマニアだとは自覚しているが、決してシャーロキアンではない。それでもホームズという存在は別格であり、その映画やコミックなどがあるとやはり気になるわけで、ホームズ本がたびたび出版されるのも、そうしたミステリマニアの奥底に響くものがあるからだろう。
個人的には映像系の話が興味深く 、特にソ連系ホームズのネタはなかなか。反対にカンバーバッチの『SHERLOCK(シャーロック)』はいい加減食傷気味で、人気にあやかりたい気持ちはわかるが、他にもっと紹介すべきものはあると思うけどね。
ところで、こういう本が出るとたびたびマニアの自己満足本みたいな書かれ方をすることもあるのだが、その道のマニアの成果がこうした形で一般に還元されるというのは非常にいいことである。ともすれば本当に所有者個人で楽しんで終わりという美術品などもあるわけで、どんなジャンルにせよ、やはりそれぞれの方面の研究を進めるうえで、こうした発表はどんどんやったほうがよい。
惜しむらくはせっかくこれだけのモノを集めているのだから、もう少し巻末資料などでデータベースとしての機能を加えてほしかったところだ。
まあ、それ以上でもそれ以下でもないのだけれど、ホームズファンはもちろん単なるミステリファンであっても十分に楽しい一冊だろう。

管理人はミステリマニアだとは自覚しているが、決してシャーロキアンではない。それでもホームズという存在は別格であり、その映画やコミックなどがあるとやはり気になるわけで、ホームズ本がたびたび出版されるのも、そうしたミステリマニアの奥底に響くものがあるからだろう。
個人的には映像系の話が興味深く 、特にソ連系ホームズのネタはなかなか。反対にカンバーバッチの『SHERLOCK(シャーロック)』はいい加減食傷気味で、人気にあやかりたい気持ちはわかるが、他にもっと紹介すべきものはあると思うけどね。
ところで、こういう本が出るとたびたびマニアの自己満足本みたいな書かれ方をすることもあるのだが、その道のマニアの成果がこうした形で一般に還元されるというのは非常にいいことである。ともすれば本当に所有者個人で楽しんで終わりという美術品などもあるわけで、どんなジャンルにせよ、やはりそれぞれの方面の研究を進めるうえで、こうした発表はどんどんやったほうがよい。
惜しむらくはせっかくこれだけのモノを集めているのだから、もう少し巻末資料などでデータベースとしての機能を加えてほしかったところだ。
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