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 京都へ日帰り出張。大雪の影響が心配だったが、多少の遅れはあったものの、運休とかがなくてひと安心。しかし、東京にいると全国的な大雪もピンとこないが、新幹線から見た岐阜は一面銀世界であった。それが京都へ行くとまたすっかり晴れ上がっていて、日本は狭いようでいてなかなか広い。

 読了本は引き続きナルニア国。二作目の『ナルニア国物語カスピアン王子のつのぶえ』である。
 本シリーズがジュブナイルであるからには、テーマの一つに、少年少女たちの成長を描くことがあるのは異論のないところだろう。数々の冒険は大人になるための通過儀礼であり、例えば前作ではそれがストレートに著され、主人公たちが立派な大人になるところまで書かれていた。
 本書でも基本的にそのスタンスは変わらず、特にピーターとスーザンに焦点が当てられているように思う。前作でエドマンドがダークサイドから立ち直ったように、本作ではピーターとスーザンが過ちから立ち直るエピソードが挿入されており、さらには大人になりつつある年長の二人は、ナルニア国に二度と戻れないという説明までされている。正しくナルニアは、子供が成長するための世界なのである。
 また、同時に作者はナルニア国の秘密を少しづつ明かし、壮大な歴史物語であることも披露し始めている。つまり本作こそが、このナルニア国物語の性格を決定づけた記念的作品なのである。
 お話しの面白さはもちろんだが、作者の企みを推察しながら読み進めるのも、本書の楽しみの一つといえるだろう。


テーマ:児童文学 - ジャンル:本・雑誌



















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