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『このミステリーがすごい!』編集部/編『このミステリーがすごい!2019年版』(宝島社)
『このミステリーがすごい!2019年版』にざっと目を通す。例によって管理人は国産の現代物をほとんど読まないので海外中心ではありますが。

ランキング結果は案の定『カササギ殺人事件』がトップで、これはもう鉄板だと思っていたが、二位の『そしてミランダを殺す』には正直ちょっと驚いてしまった。確か文春、早川の各ベストテンでも二位だったはずで、今年はワンツーフィニッシュをすべてこの二作で独占という結果なのだ。
しかしカササギはともかく、ミランダってそこまで凄かったかな。面白くは読めたが、まさかそこまで評価されるとは。ちなみにこの二作とも創元推理文庫ということで、創元は昨年からベストテン争いがなかなか好調ですな。
ランキング以外に目をやると今年は30周年記念企画ということで、歴代一位作品を集めてそれでベストテンを行う「キング・オブ・キングス」、歴代ベストテンをまとめた小冊子をつけているのが目を惹く。まあ新しいファンには便利なのだろうが、すべてリアルタイムで買って持っている身としてはそこまでのものではない。というか、ネットで見ることができるものなぁ。
というわけで今年も楽しく読めるのは「我が社の隠し球」と投票者たちのコメント「My BEST 6」ぐらいか。特に隠し球の方では、国書刊行会から刊行予定の『評伝モーリス・ルブラン』が個人的に期待大である。ルブランはルパンものも含めてけっこう読み残しが多いので、このタイミングで読破する手もあるなぁ。

ランキング結果は案の定『カササギ殺人事件』がトップで、これはもう鉄板だと思っていたが、二位の『そしてミランダを殺す』には正直ちょっと驚いてしまった。確か文春、早川の各ベストテンでも二位だったはずで、今年はワンツーフィニッシュをすべてこの二作で独占という結果なのだ。
しかしカササギはともかく、ミランダってそこまで凄かったかな。面白くは読めたが、まさかそこまで評価されるとは。ちなみにこの二作とも創元推理文庫ということで、創元は昨年からベストテン争いがなかなか好調ですな。
ランキング以外に目をやると今年は30周年記念企画ということで、歴代一位作品を集めてそれでベストテンを行う「キング・オブ・キングス」、歴代ベストテンをまとめた小冊子をつけているのが目を惹く。まあ新しいファンには便利なのだろうが、すべてリアルタイムで買って持っている身としてはそこまでのものではない。というか、ネットで見ることができるものなぁ。
というわけで今年も楽しく読めるのは「我が社の隠し球」と投票者たちのコメント「My BEST 6」ぐらいか。特に隠し球の方では、国書刊行会から刊行予定の『評伝モーリス・ルブラン』が個人的に期待大である。ルブランはルパンものも含めてけっこう読み残しが多いので、このタイミングで読破する手もあるなぁ。
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