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 論創社さんのホームページに告知が出たので、こちらでも宣伝しておこう。
 論創海外ミステリの第228巻としてジョン・ロードの『クラヴァートンの謎』がこの2月末に刊行される。訳者は海外ミステリ研究家でジョン・ロードやR・オースティン・フリーマンの翻訳もされている渕上瘦平氏。
 で、当サイトの管理人sugataが恥ずかしながら解説を書かせていただいた。

 退屈派の代表みたいに言われてきたジョン・ロードだが、この数年で『代診医の死』『素性を明かさぬ死』が刊行されたことで、そんな状況もずいぶん変わってきたように思う。『クラヴァートンの謎』はそういうジョン・ロード再評価の決定打ともいうべき傑作。
 何より驚いたのは、これまでジョン・ロードの大きな弱点として挙げられていたストーリーの単調さとはまったく無縁であること。探偵役・プリーストリー博士もこれまで紹介された作品では、終盤の推理合戦ぐらいにしか登場しないイメージがあるけれど、本作に関しては、亡き友人のために行動する悩める主人公である。そうしたプリーストリー博士の行動がストーリー展開にもいい影響を与えている。
 これまでのイメージを覆す、ジョン・ロードの本領発揮ともいえる一作。ぜひお楽しみに。

※論創社さんのページはこちら

↓すでに予約も開始されているようです
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テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌





ポール・ブリッツさん

縁あってこんなことになっています。
いや、いい作品でよかったです、ほんとに(笑)。

ちなみに古い作品はやはり参考のために読んでみたんですが、まさかこんな形で役に立つとは。
【2019/02/03 18:39】 URL | sugata #8Y4d93Uo[ 編集]

個人的に「毒殺ミステリ」のベストです。

こんな傑作の解説が書けるなんてうらやましいですなあ。

もしかしてそれもあってのロード踏破ですか!?
【2019/02/03 12:10】 URL | ポール・ブリッツ #0MyT0dLg[ 編集]

くさのまさん

ありがとうございます。
私も最初はあまり印象はよろしくなかったのですが、『代診医の死』で劇的に印象が変わりました。欠点もあるのですが、本格ミステリとしてエッジの効いた作品で、ぜひこちらもお試しください。
『クラヴァートンの謎』は逆にこれまでの短所がほぼ感じられない、全体的にバランスのとれた良作です。
これにマイルズ・バートン名義の『素性を明かさぬ死』を読めば、きっとジョン・ロードが好きになると思いますよ(笑)。
【2019/02/03 11:40】 URL | sugata #8Y4d93Uo[ 編集]

 こちらの愛読者として、早速予約して参ります。
 ロードは『見えない凶器』(と『エレベーター殺人事件』)しか読んでおらず、見切りをつけたりは勿論していないのですが、前者の印象がよろしくないので読むのは後回しにしておりました。今から楽しみです。
【2019/02/02 23:42】 URL | くさのま #-[ 編集]















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