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探偵小説三昧

日々,探偵小説を読みまくり、その感想を書き散らかすブログ


『奇想の系譜展 江戸絵画ミラクルワールド』@東京都美術館

 本日は久しぶりに美術展の話など。最近は探偵小説に絡まない記事はあまりアップすることもなく、もっぱらSNSで流しているのだが、今回はかなり印象が強かったのでブログにも残しておきたく。


 奇想の系譜展_立て看

 というわけで本日は上野まで出かけ、『奇想の系譜展 江戸絵画ミラクルワールド』@東京都美術館を鑑賞する。
 この展示会のもとになったのは、美術史家の辻惟雄が1970年に書いた『奇想の系譜』である。同書では、かつて江戸時代絵画史の傍流とされてきた画家たちをとりあげ、斬新な発想の絵画を紹介した。今回の展示会では同書で紹介された作家を中心に八名の代表作を揃えたという。

 まあ結論からいうと、充分に楽しめた。これはあまり興味がない人でも行かないのがもったいないレベルだろう。
 江戸絵画についてはそれほど知識もないので、純粋に絵の美しさや迫力、精緻さ、あるいは妖しさや面白みなどを楽しむだけなのだが、それでも今や江戸絵画のトップスターともいえる伊藤若冲をはじめとする奇想絵師たちの代表作ばかりなので、けっこうなボリュームだがまったく飽きることがない。
 それはもちろん題材や発想によるところも大きくて、個人的には芦雪の遊び心はかなり惹かれた。「群猿図襖」の猿の表情、「白象黒牛図屏風」の犬、「なめくじ図」のなめくじの這った跡など、まあ気になる部分が目白押しで、復習のために図録まで買ってしまった。
 会期が四月七日までということなので、興味がある方はぜひどうぞ。

 奇想の系譜展_図録
▲基本、図録は買う人間である。価格はそれなりだが中身も充実している。

 奇想の系譜展_グッズ
▲グッズはあまり買わないのだが、今回はついふらふらと。お菓子に付箋、缶バッジ、栞×4種(金属、竹、紙など)

 奇想の系譜展_チラシ
▲おまけ。愛犬とチラシ
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Comments

Edit

KSBCさん

オペラグラス等は持参できませんでしたが、思ったほど混んではいなかったので(というか上野でこれだけゆったり見たのは久しぶり)、けっこうまじまじと鑑賞できてよかったです。
「美人図」はたしか狂女ですよね。あれは怖かった。というか蕭白の描く人物はみんな目がいっちゃてて怖いです(苦笑)。

Posted at 23:09 on 03 23, 2019  by sugata

Edit

なるほど芦雪ですか、「白象黒牛図屏風」、「なめくじ図」はいいですね。
私は、グロいけど美しい岩佐又兵衛の「山中常磐物語絵巻」、
テーマがぶっ飛んでいる蕭白の「美人図」、
お母さんが三歳ほどの娘にこれは見たら怖い夢を見ると語っていた「国芳の「一ツ家」の三作に鷲掴まれました(笑)。

Posted at 23:03 on 03 23, 2019  by KSBC

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Author:sugata
ミステリならなんでも好物。特に翻訳ミステリと国内外問わずクラシック全般。
四半世紀勤めていた書籍・WEB等の制作会社を辞め、2021年よりフリーランスの編集者&ライターとしてぼちぼち活動中。

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