Posted
on
ロアルド・ダール『ガラスの大エレベーター』(評論社)
ロアルド・ダールの『ガラスの大エレベーター』を読む。『チョコレート工場の秘密』の続編にあたる作品で、一応は独立した作品だが、やはり『チョコレート工場の秘密』を読んでからのほうが登場人物の理解などによかろう。
物語は前作のお終いからスタートする。ワンカさんがチャーリーの家族全員を空飛ぶガラスのエレベーターに乗せ、工場へ帰るところだ。ところがエレベーターの操縦を誤って、宇宙に飛び出してしまった……というのが今回のお話。前半は宇宙での冒険、後半は工場に帰ってきての冒険ということで、大きく二部構成なのだが、これがまったく繋がっていないお話で、構成的にはいまいち。工場での冒険も前作のパターンを踏襲しているので、それほど新味はない。正直、『チョコレート工場の秘密』に比べて完成度はかなり落ちるだろう。
だが、ひとつひとつの場面は相変わらずテンションが高く、このシリーズの最大の魅力はまったく失われていないので、構成がどうとかはあまり気にせず、素直に楽しんだ方がいいのかもしれない。
物語は前作のお終いからスタートする。ワンカさんがチャーリーの家族全員を空飛ぶガラスのエレベーターに乗せ、工場へ帰るところだ。ところがエレベーターの操縦を誤って、宇宙に飛び出してしまった……というのが今回のお話。前半は宇宙での冒険、後半は工場に帰ってきての冒険ということで、大きく二部構成なのだが、これがまったく繋がっていないお話で、構成的にはいまいち。工場での冒険も前作のパターンを踏襲しているので、それほど新味はない。正直、『チョコレート工場の秘密』に比べて完成度はかなり落ちるだろう。
だが、ひとつひとつの場面は相変わらずテンションが高く、このシリーズの最大の魅力はまったく失われていないので、構成がどうとかはあまり気にせず、素直に楽しんだ方がいいのかもしれない。
- 関連記事
-
-
ロアルド・ダール『マチルダは小さな大天才』(評論社) 2007/03/11
-
ロアルド・ダール『こちらゆかいな窓ふき会社』(評論社) 2005/10/15
-
ロアルド・ダール『ガラスの大エレベーター』(評論社) 2005/10/10
-
ロアルド・ダール『チョコレート工場の秘密』(評論社) 2005/09/30
-
ロアルド・ダール『ロアルド・ダールの鉄道安全読本』(日本経済評論社) 2004/01/30
-