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探偵小説三昧

天気がいいから今日は探偵小説でも読もうーーある中年編集者が日々探偵小説を読みまくり、その感想を書き散らかすページ。

 

アンソニー・ホロヴィッツ『ヨルガオ殺人事件(上)』(創元推理文庫)

 アンソニー・ホロヴィッツの『ヨルガオ殺人事件』をとりあえず上巻まで。

 ヨルガオ殺人事件(上)

 いうても上巻なので感想なんて書けるはずもないのだが、とりあえず上巻で驚いたのは、またもや作中作を仕込んできたこと。しかも『カササギ殺人事件』と同じ、アラン・コンウェイの小説である。
 そもそも『カササギ〜』の続編が書かれたことだけでも驚くわけで、といっても今回はさすがに主人公を同じにしただけで、まったく別の趣向かと思っていたのだが、どうやらまたもやメタな予感である。
 『カササギ〜』があるからかなりハードルが上がっていると思うのだが、まずは著者のチャレンジ精神に拍手を送っておこう。まあ、単に人気が出たから同様の趣向で続編を書いた可能性もあるのだが(苦笑)、それも下巻を読了すればハッキリするだろう。

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Comments
 
fontankaさん

いや、さすがにその読み方は意味がわかリません(苦笑)。
今回は途中から作中作が始まっているんで、やろうと思ってもできないはずですが、いや、もしかすると、内容によってはできるのか?!
 
ホロヴィッツは「うまいけど・・・(好みじゃない)」んで
図書館で予約しています。

「カササギ」の時は、趣向(?)を知っていたので、
図書館で、すぐに読める下巻を読んでしまうという暴挙?をやりました

今回は、一応、順番に読もうと思っています。

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プロフィール

sugata

Author:sugata
ミステリならなんでも好物。特に翻訳ミステリと国内外問わずクラシック全般。
四半世紀勤めていた書籍・WEB等の制作会社を辞め、2021年よりフリーランスの編集者&ライターとしてぼちぼち活動中。

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