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探偵小説三昧

日々,探偵小説を読みまくり、その感想を書き散らかすブログ


皆進社の《仮面・男爵・博士》叢書がスタート

 もう十年近く前になるけれど、皆進社というところから『狩久全集』が限定三百部で出版されたことがあった。価格が価格だったのでちょっと悩んだが、この機会を逃すと二度と手に入らないのではと思い、エイヤっとばかりに購入したのだが、その皆進社がオンラインショップを立ち上げ、新たな叢書をスタートするというメールをいただいた。
 で、その叢書というのが《仮面・男爵・博士》叢書というネーミングで、詳しいことは不明だが、同サイトによると「怪しい犯罪貴族が跋扈する、通俗探偵小説の世界にようこそ」とある。なんとも怪しくていい感じである。第一弾は水谷準の『薔薇仮面』ということで、即注文したことは言うまでもない。

 それにしても出版社ばかりでなく同人でクラシックミステリがどんどん発売・復刻される中、また新たなレーベルがスタートするわけで、ありがたいはありがたいのだが、買う方も無限に小遣いを使えるわけではなく、そこは辛いところだ(苦笑)。飽和状態とはいわないが購入者の中心であろうマニア諸氏も取捨選択せざるを得ないだろうし、作り手の方々も品質や価格その他諸々で頑張っていただきたいものである。

 ちなみに『狩久全集』はまだ在庫があるようで絶賛販売中である。興味ある方は今のうちですよ。
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Comments

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くさのまさん

本日、早速、水谷準の『薔薇仮面』が届きました。ソフトカバーですが本そのものは同人誌にありがちな見た目の読みにくさ(版面の窮屈さ、文字の大きさや行間・文字間など)がなく、けっこうしっかりした作りです。
皆進社について、あまり詳しいことは知らないのですが、『仮久全集』をまとめた方がおこしたブランドのようですね。ISBNコードをとってるのが、少しびっくりしました。価格も良心的なので、焦らず長く続けてほしいなと思いますね。

なお、『狩久全集』は家宝級ですし、値崩れしないと思いますから、ぜひ今のうちに(笑)。

Posted at 17:26 on 02 12, 2022  by sugata

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長生きはするもんじゃ。

 最近論創社がおとなしくて残念に思っていたら、まさかまさかのこんな叢書が!
 それこそ、先日管理人様が取り上げておられた、大下宇陀児の元ネタ本『恐怖の歯型』辺りも出るかもしれませんね(その暁には比較レビューを是非!)。
 しかし、当時ミステリマガジンに乗っだ広告を見て「絶対新手の詐欺だ!」と思い(←失礼な話)、その後あと一歩迄お金を貯めるも車検で断念した狩久全集がまだあるとは! 買っちゃったら管理人様の責任ですからね(笑)。

Posted at 09:48 on 02 12, 2022  by くさのま

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sugata

Author:sugata
ミステリならなんでも好物。特に翻訳ミステリと国内外問わずクラシック全般。
四半世紀勤めていた書籍・WEB等の制作会社を辞め、2021年よりフリーランスの編集者&ライターとしてぼちぼち活動中。

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