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E・W・ホーナング『またまた二人で泥棒を』(論創海外ミステリ)
狭い日本というのに洪水や日照りでむちゃくちゃ。もはや異常気象は異常でも何でもなくなっている気配すらある。新潟県にお住まいの方はさぞやしんどいことであろう。心からお見舞い申し上げます。
E・W・ホーナング『またまた二人で泥棒を』読了。ラッフルズ・シリーズの二冊目である。
正直言うと、一冊目の『二人で泥棒を』を読んだ時点で、残りを慌てて読む必要はまったくないと感じていたのだが(笑)。まあ、前作のラストを受けて、どういうふうに話が再開したのか、その興味だけで読み始めたようなものである。
とはいえ、わざわざそのネタをここに書くこともないだろうから、一応、ラッフルズが華麗なる復活劇を遂げたとだけ記しておこう。ちなみにバニーもしぶとくてなかなかいい感じ。前作以上にバニーの存在が重要になってくるので、そういう意味でもこのシリーズはラッフルズ&バニーと呼ぶ方が適切なのだろう。
全体の印象はほぼ前作と同様で、ミステリの純粋なそれさえ期待しなければ、そこそこ楽しめる。ただし、相変わらずアマチュア泥棒の域を出ないラッフルズなので、もう少し鮮やかな手口を披露するネタがあってもよいと思うのだが。そこがつくづく惜しまれると同時に、海外でなぜ人気があるのかやはりピンと来ない。
なお『二人で泥棒を』に引き続き、今回もラストの短編が何とも不可解な結末を迎えているのが引っかかる。
E・W・ホーナング『またまた二人で泥棒を』読了。ラッフルズ・シリーズの二冊目である。
正直言うと、一冊目の『二人で泥棒を』を読んだ時点で、残りを慌てて読む必要はまったくないと感じていたのだが(笑)。まあ、前作のラストを受けて、どういうふうに話が再開したのか、その興味だけで読み始めたようなものである。
とはいえ、わざわざそのネタをここに書くこともないだろうから、一応、ラッフルズが華麗なる復活劇を遂げたとだけ記しておこう。ちなみにバニーもしぶとくてなかなかいい感じ。前作以上にバニーの存在が重要になってくるので、そういう意味でもこのシリーズはラッフルズ&バニーと呼ぶ方が適切なのだろう。
全体の印象はほぼ前作と同様で、ミステリの純粋なそれさえ期待しなければ、そこそこ楽しめる。ただし、相変わらずアマチュア泥棒の域を出ないラッフルズなので、もう少し鮮やかな手口を披露するネタがあってもよいと思うのだが。そこがつくづく惜しまれると同時に、海外でなぜ人気があるのかやはりピンと来ない。
なお『二人で泥棒を』に引き続き、今回もラストの短編が何とも不可解な結末を迎えているのが引っかかる。
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