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飯城勇三/編『エラリー・クイーンPerfect Guide』ぶんか社
『エラリー・クイーンPerfect Guide』購入。ざっと目を通す。なんだか最近ミステリ作家についての軽めのガイドブックが目立つが、ついにクイーンまで登場ですか。
中身はそれほど悪くない。っていうか、数ヶ月前に出たメディアファクトリーの『ダ・ヴィンチ特別編集6金田一耕助 The Complete』よりは数倍いい。まずは全作品を網羅して紹介していることが偉い。また、国内作家や評論家によるエッセイやアンケートの他、ダネイへのインタビューやコミックなど、アプローチもなかなか変化に富んでいて楽しめる。そして秘かに今後翻訳されるであろう関連書や短編集の予告まで載っていたりする。いやいや立派なものである。この調子でカーやヴァン・ダインやクロフツとかもやってくれないものだろうか。絶対、買うのに。
欠点はこのムックっぽい造りか。もう少し何とかならんのかな。どうせこの手の本を買う人間なんて明らかに固定層なんだから、多少定価が上がってもどうせ買っちゃうんだろうし、しっかりした体裁にできないものだろうか。
ついでにいえば表紙絵も死ぬほどいやだ。キャラ萌えで煽ろうっていう商売気はわからんでもないが、こんなもんで客層の新規開拓なぞ狙わなくてもよかろうに。とにかくそれが残念。
中身はそれほど悪くない。っていうか、数ヶ月前に出たメディアファクトリーの『ダ・ヴィンチ特別編集6金田一耕助 The Complete』よりは数倍いい。まずは全作品を網羅して紹介していることが偉い。また、国内作家や評論家によるエッセイやアンケートの他、ダネイへのインタビューやコミックなど、アプローチもなかなか変化に富んでいて楽しめる。そして秘かに今後翻訳されるであろう関連書や短編集の予告まで載っていたりする。いやいや立派なものである。この調子でカーやヴァン・ダインやクロフツとかもやってくれないものだろうか。絶対、買うのに。
欠点はこのムックっぽい造りか。もう少し何とかならんのかな。どうせこの手の本を買う人間なんて明らかに固定層なんだから、多少定価が上がってもどうせ買っちゃうんだろうし、しっかりした体裁にできないものだろうか。
ついでにいえば表紙絵も死ぬほどいやだ。キャラ萌えで煽ろうっていう商売気はわからんでもないが、こんなもんで客層の新規開拓なぞ狙わなくてもよかろうに。とにかくそれが残念。
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