- Date: Fri 19 11 2004
- Category: 評論・エッセイ 早川書房編集部
- Community: テーマ "書評" ジャンル "本・雑誌"
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早川書房編集部/編『アガサ・クリスティー99の謎』(ハヤカワ文庫)
早川書房から1年がかりで刊行されてきたクリスティー文庫がめでたく完結。ええ、全部買いましたとも(笑)。しかし、未だに一冊も読んでないというのもいかがなものか、というわけで遂に一冊読んでみることにした。早川書房編集部/編『アガサ・クリスティー99の謎』である。ううむ、クリスティーを読んだうちに入らんな、これでは<(_ _)>。
ネタ的には主に初心者向けのクリスティー・トリビア本で、クリスティー作品のうちおそらく半数を読んでいる私にとって取るに足らぬ知識ばかりかと思っていたが(笑)、いかんせんクリスティーを何年も読んでいないものだから、けっこう忘れていたり、それどころか知らないことも多かったり。老後の楽しみ、という予感がしないでもないが、そのうちにデビュー作から順番に読むことにしよう。
終わる叢書があれば始まる叢書もあるというわけで、あの「論創ミステリ叢書」というマニアックな国産クラシック探偵小説を刊行して一部好事家を唸らせている論創社が、なんと海外クラシックにも乗り出すという。そのラインナップが凄まじい。
第一回配本
ジョン・クリーシー『トフ氏と黒衣の女』
モリス・ハーシュマン『片目の追跡者』
E・W・ホーナング『二人で泥棒を~ラッフルズとバニー』
第二回配本
F・W・クロフツ『フレンチ警部と漂う死体』
リチャード・S・プラザー『ハリウッドで二度吊せ!』
ジョン・ウェルカム『訣別の弔鐘』
第三回配本
E・W・ホーナング『またまた二人で泥棒を(仮)~ラッフルズとバニー2』
マージェリー・アリンガム『検屍官の領分』
ミニョン・G・エバハート『死を呼ぶスカーフ』
アリンガムやクロフツ、ホーナングというところでも相当なものだが、ジョン・クリーシーなんて新訳で読める日がくるとは夢にも思わなかった。第一、月三冊という恐るべき刊行ペースはいったい何なのだ。論創社、頼むから無茶はせず、月イチでいいからこのシリーズを成就してくれい。
ネタ的には主に初心者向けのクリスティー・トリビア本で、クリスティー作品のうちおそらく半数を読んでいる私にとって取るに足らぬ知識ばかりかと思っていたが(笑)、いかんせんクリスティーを何年も読んでいないものだから、けっこう忘れていたり、それどころか知らないことも多かったり。老後の楽しみ、という予感がしないでもないが、そのうちにデビュー作から順番に読むことにしよう。
終わる叢書があれば始まる叢書もあるというわけで、あの「論創ミステリ叢書」というマニアックな国産クラシック探偵小説を刊行して一部好事家を唸らせている論創社が、なんと海外クラシックにも乗り出すという。そのラインナップが凄まじい。
第一回配本
ジョン・クリーシー『トフ氏と黒衣の女』
モリス・ハーシュマン『片目の追跡者』
E・W・ホーナング『二人で泥棒を~ラッフルズとバニー』
第二回配本
F・W・クロフツ『フレンチ警部と漂う死体』
リチャード・S・プラザー『ハリウッドで二度吊せ!』
ジョン・ウェルカム『訣別の弔鐘』
第三回配本
E・W・ホーナング『またまた二人で泥棒を(仮)~ラッフルズとバニー2』
マージェリー・アリンガム『検屍官の領分』
ミニョン・G・エバハート『死を呼ぶスカーフ』
アリンガムやクロフツ、ホーナングというところでも相当なものだが、ジョン・クリーシーなんて新訳で読める日がくるとは夢にも思わなかった。第一、月三冊という恐るべき刊行ペースはいったい何なのだ。論創社、頼むから無茶はせず、月イチでいいからこのシリーズを成就してくれい。
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