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 いろいろな懸案事項が山積していて、思わず、うわーーーーと叫びたくなる今日この頃。気持ちが現実逃避に向いているのか、なぜか読書だけははかどるはかどる(笑)。

 さて今日の読了本はイアン・ランキンの『貧者の晩餐会』。
ランキンの短編集が日本で刊行されるのは初めてのことだが、いや、ここまで良いとは。リーバス警部ものとノン・シリーズものが混在した形は若干気になるが、品質そのものは間違いなく一級品。長編とはうって変わった軽やかさ。ぎりぎりまで切りつめたキレの良さ。オチの巧みさ。作風もバラエティに富むうえ、長編ではあまりお目にかかれない技法もいろいろと試しており、読んでいてまったく退屈することがない。あえて味わいを他の作家に例えるなら、ローレンス・ブロックの短編がこれに近いかも。
 特に犯罪者を主人公にしたものが印象に残ったが、この軽いノリで別シリーズの長編も書いてくれると嬉しいかも。

Introduction「序文」
Trip Trap「一人遊び」
Someone Got to Eddie「誰かがエディーに会いにきた」
A Deep Hole「深い穴」
Natural Selection「自然淘汰」
Facing the Music「音楽との対決」
Principles of Accounts「会計の原則」
The Only True Comedian「唯一ほんもののコメディアン」
Herbert in Motion「動いているハーバート」
The Glimmer「グリマー」
Unlucky in Love, Unlucky at Cards「恋と博打」
Video, Nasty「不快なビデオ」
Talk Show「聴取者参加番組」
Castle Dangerous「キャッスル・デンジャラス」
The Wider Scheme「広い視点」
Unknown Pleasure「新しい快楽」
In The Frame「イン・ザ・フレイム」
The Confession「自白」
The Hanged Man「吊るされた男」
Window of Opportunity「機会の窓辺」
The Serpent's Back「大蛇の背中」
No Sanity Clause「サンタクロースなんていない」


テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌




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