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探偵小説三昧

日々,探偵小説を読みまくり、その感想を書き散らかすブログ


ボワロ&ナルスジャック『技師は数字を愛しすぎた』(創元推理文庫)

 先日に引き続きボワナルから『技師は数字を愛しすぎた』。
 密室殺人という珍しいテーマに挑んだ本作だが、正直、密室ネタそのものはこういうものかという感じ。カーの作品に前例もあるし。だが動機や密室の必然性という点にはなかなか気を配っており、英米の本格派に比べると、素材や調理法は同じでも味付けが微妙に違う。下手な本格の作家にありがちな退屈さとはまったく無縁で、過大な期待さえしなければ読んで損はない作品だと思う。
 なお、本筋とは関係ないが、タイトルは秀逸。

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sugata

Author:sugata
ミステリならなんでも好物。特に翻訳ミステリと国内外問わずクラシック全般。
四半世紀勤めていた書籍・WEB等の制作会社を辞め、2021年よりフリーランスの編集者&ライターとしてぼちぼち活動中。

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