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アイザック・アシモフ『小悪魔アザゼル18の物語』(新潮文庫)
週末はどうやら仕事で潰れそうである。しかし意外に読書ははかどる。それもそのはず、久々にアシモフを読んでみたものの、これがまた何ともお手軽な作品。だいたいアシモフの書くミステリは、SFと違って肩の力が抜けるせいかどうかしらんが、軽いものが多すぎる。本日読んだ『小悪魔アザゼル18の物語』はミステリとはいえないが、中でもとりわけ軽い代物だ。
お話はいたってシンプル。身長わずか2cmという小悪魔アザゼルを呼び出し、いろいろな願いを頼みこむジョージの奇想天外なエピソードの数々を、著者の分身である作家が聞くという設定。
皮肉なオチもそこそこ効いているし、ウッドハウスあたりを意識したという会話などもなかなか楽しいが、ほんとに小咄程度なので、とても読書を堪能したとまではいかない。子供時分に読めばけっこう楽しめたんだろうが、さすがにこの年になればこれぐらいではときめかないよなぁ。
お話はいたってシンプル。身長わずか2cmという小悪魔アザゼルを呼び出し、いろいろな願いを頼みこむジョージの奇想天外なエピソードの数々を、著者の分身である作家が聞くという設定。
皮肉なオチもそこそこ効いているし、ウッドハウスあたりを意識したという会話などもなかなか楽しいが、ほんとに小咄程度なので、とても読書を堪能したとまではいかない。子供時分に読めばけっこう楽しめたんだろうが、さすがにこの年になればこれぐらいではときめかないよなぁ。
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