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探偵小説三昧

日々,探偵小説を読みまくり、その感想を書き散らかすブログ


グレッグ・アイルズ『神の狩人(上)』(講談社文庫)

 昼間は相方の買い物のお供で愛犬二匹も連れて吉祥寺に。帰りには井の頭公園をぶらぶら散歩するが、この暑さにもかかわらずけっこうな人出である。

 刊行当時はそこそこ話題になったグレッグ・アイルズの『神の狩人』。サイコものであると同時に、インターネットを取り入れたのが特徴だったと覚えている。実は長らく積ん読だったのだが、少し前に読んだディーヴァーの『青い虚空』がハッカーネタだったので、何となく比べてみたくなって読み始める。

 まだ、上巻なので詳しい感想は後日となるが、ちょっと意外だったのは巻き込まれ型のサスペンス色が強いこと。しかも一人称の「ぼく」が主人公であること。何となく先入観でプロフェッショナル同士の戦い、みたいなものを思っていたので、物語に入るのに少し戸惑ってしまった。
 ただ、前半を読み終えてみた感じでは、可もなく不可もなくといったところ。悪くはないのだが、ディーヴァーを読んだ後ではやや分が悪いかも。さあ、下巻はどうなる?

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プロフィール

sugata

Author:sugata
ミステリならなんでも好物。特に翻訳ミステリと国内外問わずクラシック全般。
四半世紀勤めていた書籍・WEB等の制作会社を辞め、2021年よりフリーランスの編集者&ライターとしてぼちぼち活動中。

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